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SM小説に託し、日々浮かぶ妄想をハードに書き綴って、美女を責めさいなんでいます。緊縛、剃毛、浣腸などなど・・・どうぞお楽しみ下さい。





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「奈美子さん? 結城奈美子さんですよね」
長命寺のお茶室で開かれたお茶会の帰り、山門を出た所で後ろから声を掛けられました。
振り向かなくても、その声だけでわたくしには、誰だか分かりました。
隆さん、寺田隆さんです。
もう、二十年近くお会いしていません。でも、わたくしの耳の底には、その柔らかいバリトンはすっかり住み着いております。
「隆さん、恵須へ戻っていらしていたのね」
振り向いてお顔を見たとたん、胸が一杯になりました。
二十年近い歳月が、隆さんのお顔に皺を増やし、色も黒くなっております。でも、確かに隆さんでした。
「ああ、半年ほど前にね」
「それでしたら、なんで連絡を下さらなかったの」
「奈美子さんは今は結城健太郎氏の奥様だし、恵須市では名士だろう。外国をさまよっていたヤブ医者が訪ねていったら、あらぬ噂が立つ」
「そんなこと。それより恵須から黙って出て行ったきり、どうされていたの」
隆さんは辺りを素早く見回し、人気のないことを確認したようです。
「色々あった。こんな所で立ち話も‥‥‥時間があったら、少し離れているが、私の家に来てくれないか」
「ええ、大丈夫。今日はこれで用事はお仕舞いだから」
「ご主人は?」
「ほとんど別。気にしなくてもいいの」
夫の結城健太郎とは、心が通わなくなってからもうずいぶん経ちます。いえ、結婚した当初から、心など通っておりませんでした。お互い打算でした結婚です。それに、わたくしが何処で何をしていても気にもしていません。

わたくしの旧姓は長岡。父は恵須総合病院と城北学園、それと駅前にデパートを経営しておりました。
地方都市の小さなデパートは、どこも同じでしたが、郊外に次々と開店する大型ショッピングセンターなどに客を奪われ、経営が苦しくなっていました。
病院と学園はデパートの利益を地元に還元するためのようなもので、父の才覚ではデパートの不振を補うことなど出来ず、かえって足を引っ張る有様でした。
そんな折、心労も重なったのか、くも膜下出血で父が急に世を去ってしまったのです。
母とわたくしに残ったものは、膨大な借金だけでした。

結城の義父は、小さな土建業から身を起こし、その当時は恵須市でも屈指の企業群のオーナーでした。『結城興産』がその中核の企業で、傘下に結城興産の基となった土建会社、廃棄物処理会社、駐車場経営会社など幾つかの企業があります。
後で知ったことですが、デパートを苦境に追いやった、郊外の大規模ショッピングセンターも結城興業の息のかかった会社の経営でした。
その上、結城興産は役所と深いつながりを持ち、談合、賄賂などで伸し上がったとの悪いうわさが絶えませんでした。
父はそんな結城の義父も地元財界の一員として温かく迎え、貸しビル業で名を成している松谷様へも引き合わせて、共に地元の発展に尽くしてきておりました。

松谷様は恵須市でも旧家で、広い土地や幾つもの建物も持ち、貸しビル業、林業で財を成した恵須市の古い家柄です。そういえば、お嬢さんが城北学園で教鞭をとられております。しかし、一家は東京でさらに事業に大きく手を広げているようです。そのためか、お嬢さんだけが恵須市に残り、今は、ご一家は直接は恵須市とは縁が切れておりました。
その結城の義父が私の母へ援助を申し出てくれたのです。それには条件があり、私が義父の長男の健太郎と結婚することでした。それにより、新興の結城家は恵須市でも長い歴史のある長岡と姻戚関係を結ぶことが出来ます。健太郎とは二十歳ほど年が離れていました。
わたくしには将来を誓った病院の医師、寺田隆さんがおりましたが、長岡の家を立て直すのには、それ以外はありませんでした。
その結果、借金をすべて肩代わりしていただき、学園と病院は市からの援助と、市の中核病院のお墨付きを得て、立派に立ち直りました。ただ、デパートは如何ともしがたく、結局閉店して、その跡地は結城興産が運用して下さっております。
それを見届けて安心したのか、母も他界いたしました。
わたくしには、立ち直ったとはいえ、学園と病院の経営は不可能です。結局結城の義父に委ね、夫の健太郎が学園と病院の理事長に就任いたしました。

隆さんは当時恵須総合病院の外科の医長をして頂いておりました。将来は院長にと嘱望されていたのですが、わたくしが健太郎とどうしても結婚しなければならなくなったことをきっかけに、突然辞表を出して行方不明になってしまったのです。何回も話し合って、理解はしていただいていたと思っていたのですが、やはり隆さんには耐えられなかったのでしょう。
病院と学園を手に入れたとはいえ、恵須市では新興の結城家です。古い城下町の頑なな商工会は、特に父が亡くなってからは、結城興産を何かと目の敵にしておりました。
長岡の娘と結婚し、姻戚関係を結べば結城も箔がつくと考えたのでしょう。まして、わたくしが結城の姓になれば、長岡家はなくなりますし、逆に結城は長岡を取り込んだことになります。
結局、結城の義父と健太郎の思惑通りになったのです。そうならざるをえないように、お金の力で、外堀を埋められてしまっておりました。 やがて義父も亡くなり、結城家は夫の思うままになりました。その夫は、義父に輪をかけた悪辣な裏工作で、どんどんと恵須市に力を広げて行きました。

それでも、健太郎との心が通っていない結婚ということを除けば、それなりに落ち着いた日々が流れていたのです。
わたくしも、恵須市の婦人団体のお力になるお仕事をさせていただきながら、趣味を生かした生活をしております。 お金にも、病院や学園の経営にも煩わされることもありません。そんな折に、隆さんと再会したのです。



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