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SM小説に託し、日々浮かぶ妄想をハードに書き綴って、美女を責めさいなんでいます。緊縛、剃毛、浣腸などなど・・・どうぞお楽しみ下さい。












数日掛りで、梨花子は葛原から借りてきた古文書を読んだ。紙は黄ばみ、文字も崩してあって読みにくいものであったが、民俗学を専攻して、多少はこういうものに慣れていたので、梨花子には何とか読むことは出来た。しかし、古文書といっても、それまでの言い伝えを記録したものらしく、書かれていることが信用できるかどうかは、全く疑問であった。
いずれにせよ、どこにでもある落人部落だったということから始まっている。戦国時代に、この地に落ち延びてきた。南に深い谷があり、後ろは山である。隠れ住むには良いところだったが、直ぐ開墾して食物を得る訳にはゆかなかった。
飢え死にの恐れも出てきたその時、大猪が山から現れ、野生の食物のあるところへ案内してくれたというようなことである。
同じように何回も大猪に助けられた村人が、その猪を神と崇めて自分たちの守り神にした。そのことが、猪の神すなわち猪神、そして伊野神社になり、この地を伊野谷村と名付けることになったそうである。

後からとって付けたような物語である。梨花子はこんな文献を調べても論文はまとまらないことを痛感した。だが、これだけの村落があり、人が住んでいる。きっともっと深い何かがあるはずである。ましてや、常に村の周囲を包む深い霧、ここの信仰については、全く世の中から隔絶されてしまっていた。八木原が車で渡ってきた谷川の橋も、梨花子が見に行ってみたら、殆どきりに包まれて有るのか無いのかも確認できなかった。

それにしても、この村の財政がどうなっているのかも定かでなかった。
村の中を歩いてみると、立派なインフラ設備もある。最新鋭の上下水道設備も備えられ、ごみの処理も問題ないらしい。運転と保守は専門の企業が請け負っていて、技術者もそこから派遣されている。
電気はどのような方法か梨花子には分からなかったが、何処からか供給され、小さいながらも変電設備もあった。
そして、それらの設備のある所は、外観を見ることは出来たが、村からは完全に隔たれていて、設備のある所からは、村へは入れないように、山から流れ落ちる深い沢で隔てられていた。
これらを維持するにしても、かなりの金額になるはずである。ただ、この村から直接支払われているのではないことは確からしい。それより、この村の中で金銭が流通している様子も無かった。
自給するもの以外は、全て必要なものが、必要なだけ自動的に供給されているようである。
どうなっているのか、御台所様に訊ねてみたが、おっとりとした調子で、自分にも分からないし、梨花子が心配することではないいう返事だった。
梨花子には大猪の物語よりは、この村の維持体制のほうに興味が深まった。そして、この村の人々の役割は・・・…御台所様の土蔵での痴態は・・・…
それ以上に、あの時御台所様を取り巻いた得体の知れないものは・・・
まだまだ梨花子には分からないことだらけであった。

巫女の夏椿が住む家を菖蒲が訪れたのは、梨花子が古文書にも飽きて、そんなことを思っていた頃であった。夏とは言え山の中の日は思ったより早く傾く。もうじき、山の端を赤く染める頃であった。
「大神様が今夜お待ちになっております」
「ご苦労様です。承りました。御台所様にはよろしくお伝え下さい」
夏椿は水木に次ぐ巫女である。薄い若草色が与えられた衣装の色であった。
菖蒲が玄関を出てゆくと、その黒髪を揺らして立ち上がった。すらりとした背の高い女性である。
早速風呂場で身を清めると、白い襦袢の上に若草色の巫女衣装を着けた。同じ色の袴を穿き、それで伊野神社の正式な巫女姿になった。
普段は動きやすいように女性用の作務衣だったが、お呼び出しがあった時はこの衣装に整えるのが習わしであった。白足袋を穿き、雪駄に近い厚い草履を履き外へ出た。

夏椿は巫女になって10年を超えた。二十歳で巫女になったのだから三十路に入ったことになり、すっかり女の身体になっていた。それと同時に大神様からの呼び出しには、慣れたて来ていた。とはいえ、いつになっても恐れと羞恥心を呼び起こす。それと同時に、身体が疼くような期待感も伴う。
水木に声がかかるか夏椿かは、大神様のお呼びによる。だが、夏椿もそれがどこからどのように来るのか、はっきり分かっていなかった。伝えてくるのは菖蒲である。多分御台所様へ伝えられるのであろう。だが、大神様から御台所様へどうやって伝えられるのか。
本当のところは、全て御台所様が決めているのではないかとも疑ったこともあった。
だが、この声がかかったときには、大神様が待っていることが事実であることを、夏椿自身が充分に承知をしていた。やはり、御台所様が勝手に決めている訳ではないようだ。

御台所様の屋敷の前を夏椿が通って行った。門前でぼんやりと立っている梨花子には気付かなかったようである。ちょうど木の陰になっていたためかもしれない。
夏椿は、何時もはシニヨンに巻き上げ、ほっそりとした長い襟足を露にしているが、今はその長髪を長く背中まで垂らして、白い紙で纏めている、。
以前村の中で行き会った時、八木原に紹介してもらっていた。巫女というよりキャリアウーマンといった知的な印象を受けた。それと同時に刃のような鋭さを感じ、夏の暑い中にいながら、一瞬鳥肌が立つ思いだった。それは、一重だか二重だかよく分からない夏椿の目元のせいであろう。ぼうっと煙るような目の中に、人を射るような強い力を秘めていた。

そっと覗いていると伊野神社へ登る道へ入って行った。もうそろそろ日も落ちる頃である。
梨花子は、伊野神社へ巫女がお参りに行くのを見たことが無い。質素な拝殿だけの神社に何の用事なのか。文献でもはっきりしたことが分からなかったため、もし巫女がお参りをするとしたら、そこでどんなことをするのか、梨花子は興味が湧いてきた。

意識しないうちに、そっと夏椿の後を付けていた。
夏椿は脇目も振らずかなりの速さで登ってゆく。鳥居を過ぎ、やがて拝殿が見えた。
しかし、夏椿はそこで礼拝をするのではなく、拝殿の後ろへ回った。
木陰でしばらく様子を見ていた梨花子は、夏椿が戻ってくる様子が無いので、そっと拝殿に忍び寄ると、その後ろを覗いた。
だが夏椿が消えていた。後ろから拝殿に入ったのかと思ったが、拝殿の後ろは板が張り詰めてあって出入り口は無い。下にもぐったかと覗いてみても、何も無い。もともとそれほど大きな拝殿ではないので、隠れる所も無かった。梨花子は途方にくれた。

「梨花子様」
不意に、耳元で声がした。八木原がどこからともなく現れたのだ。


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