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SM小説に託し、日々浮かぶ妄想をハードに書き綴って、美女を責めさいなんでいます。緊縛、剃毛、浣腸などなど・・・どうぞお楽しみ下さい。












「小夜子、離婚してくれないか」
春の彼岸も近づき、暖かな日が続いていた。珍しく早く帰ってきた夫の博文に、唐突にきりだされ小夜子はぎくりとした。
暮れに益本の自宅で、畠山にアナルを犯されてから、何回か畠山とは逢瀬を重ねていた。そして、縛られて過酷な責めにあい、その中で犯されるようにつながることで、深い陶酔を得て、何回も絶頂を極められる躯になっていた。
夫のある小夜子にとっては、当然のことながら、それは不倫である。いくら夫が忙しく、妻を放り出して家を留守にして飛び回っているからといっても、許されるものではない。いつかはこうなるであろうと、小夜子は覚悟していた。

「はい、でも‥‥‥」
「小夜子みたいな大人しい、可愛い妻を持ちながら、こんなことを言えたものではないのだが‥‥‥」
そこで、博文は言い淀んだ。 その言葉に小夜子は一瞬戸惑ってしまった。
「はい…?」
「好きな女性が出来てしまった」
「えっ・・・」
小夜子は自分の不倫を突かれて、追い出されるものと覚悟したのだが、完全に立場が逆だった。
「君にはできるだけのことをする。法的には僕の方から言えることではないことも承知はしている。だがお願いだ、許してほしい」
「でも、お相手の方は‥‥‥」
と、小夜子は日本人かと言外に滲ませた。タイへの出張が多い。そこで、現地の女性と結ばれたのか‥‥‥それでも小夜子はまだ納得がいかなかった。

仕事一途で、くそ真面目な夫が浮気し、それが離婚して欲しいと言い出すほど、深い仲になっているなんて全く感じられなかった。それだけ、小夜子は自分の身だけに心を奪われていたのであろう。
「日本人だ。それで、急な話なのだが、君に会って詫びたいし、お願いもしたいと外で待っている。会ってくれるかい」
不倫相手が既に来ている。突然の勝手な言い分ではあるが、小夜子の方も弱みはある。だが、今日の今日、突然会えというのも酷い。出来れば相手に会わずに済ませたい。やはり、形は博文の妻である。会えば、何が起こるか、小夜子にも自信がなかった。
小夜子の言い分を聞き入れ、博文は相手に会えないことを伝えるために出て行った。
窓から覗くと、玄関前の道路に佇んでいる女性に、博文が話しかけているのが、街灯の光の中に見えた。小夜子よりやや年上と思える、すらりとした女性である。いかにも切れそうな理知的な顔と自信に溢れた態度に、小夜子は自分にないものを見た気がした。その女性は博文の話に軽くうなずくと、きびすを返した。

その後、小夜子の実家が世話になっている弁護士に間に入ってもらい、離婚は成立した。
「諸井さんから言い出せる話ではないのですがね。本当に小夜子さんはいいのですか」
弁護士に何回も念を押された。しかし、小夜子にはこの話を拒むことは出来なかった。
住んでいる家とかなりの慰謝料が小夜子に渡った。その金額をどのように博文が工面したか分からない。
桜が散るころには、小夜子は“鎌”という珍しい旧姓に戻っていた。

「うんそうか。それはよかった。小夜子さんが独身になったなんて夢みたいだ。これで遠慮なく会える。いや、プロポーズも出来る」
離婚後初めて会ったとき、畠山は子供のように喜んだ。小夜子も後ろめたさが残るにせよ、もう気に掛けることはなかった。
「そうだ、一度外国へ行こう。ヨーロッパがいいかい。それとも北欧か」
「そうね。長く家を空けても大丈夫だから。でも、畠山さんは時間が取れるのかしら」
「何とかなるだろう。あと少し経てば、きっと‥‥‥」
そういえば、小夜子は畠山の仕事を聞いていなかった。今までの雰囲気から、商社マンかと勝手に思っていた。ともかく、日本と外国を往復しているようだ。それも、博文のように、決まった所ではないらしい。話の中に時々こぼれる話題から、小夜子はそんなことを思い浮かべていた。

めくるめくようなひと時をすごし、小夜子は一人でホテルを出た。隠れる必要がなくなった今は、SM専用ホテルでプレーを堪能した後、畠山が泊まっているシティホテルに移って、ゆっくりと時間を過ごした。畠山は日本に居る時はホテル住まいが多いらしい。去年コンサートの後連れ込まれた部屋は、畠山のものではない様子だ。その後一度も使っていない。
今度会ったときには、色々な事をはっきり教えて貰おう。そう決めると、畠山とのヨーロッパ旅行を夢に描いて、小夜子は満ち足りて帰宅した。

それから10日ほどたった午後、小夜子は上野の博物館にいた。 相も変わらず特別展は大混雑である。
何の前触れも無く招待券が送られて来た。日にちと時間だけが書かれたメモが同封されていた。送り主の名は無かったが、小夜子は畠山が送ってくれたものと思っていた。前に逢った時、行ってみたいと畠山に話しておいたからである。ただ、具体的にどこでどう会うのかも書いてなかったが、行けば向こうで逢えるであろうと簡単に考えていた。
その招待券があったため、小夜子はチケット売り場に並ばなくてもよかったが、中では人の波に呑まれて、展示してある宝物の前をぞろぞろと通るだけである。その人混みも前の方に居ないと、小柄な小夜子には何も見えない。
どう回ったのか分からなかったが、そろそろ出口のようだった。不思議なことに畠山には逢えなかった。
いささか疲れたので、大きな部屋へ入ったところで、混雑から抜け出し、部屋の中央においてあるベンチ椅子に座ろうとした。その時、二人の男が小夜子の両脇に寄った。そのとたんに鋭い当身を鳩尾に受け、小夜子は息が詰まって、崩れるように男達の腕の中に倒れてしまった。手からハンドバッグが床に落ちたが、男の一人が素早く拾い上げた。
何人かがその騒ぎに気付いたようだが、小夜子を男達の連れかと思ったらしく、そのまま行過ぎて行った。小夜子は男達に支えられ、引きずられるように外に出た。

「どうされたのですか。大丈夫ですか」
出口のところで係員が声をかけてきたが、男の一人が、混雑で連れが気分が悪くなったのだと答えると、そのまま見過ごされてしまった。
博物館の外には、待ち構えるように大型のセダンが停まっていた。その後部座席に男達は小夜子を引きずり込むと、何事もなかったように走り去った。


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1.新・理不尽な崩壊
2.新・淫虐のロンド
3.新・被縛の中に
4.新・爛れた因習
5.新・恥辱の万華鏡・女教師
6.新・恥辱の万華鏡・女医
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