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淫狼の生贄 第73回 未亡人再び(5)

怜子は吊りから下ろされて、縄を解かれた。
汚れた躰を清め、短い時間だが休憩するために自由にされたが、自分一人では立つことも覚束なかった。そんな躰を、左右から蛇蝎の会のスタッフをやっている二人の若い男が支えて、半ば引きずるようにして、部屋から連れ出した。
シャワーを浴び、紅く染まった肌に、多分沈痛消炎剤なのであろう、軟膏が男たちの手で全身に塗り込められた。
どの位の時間が経っただろうか。時計が全くないのでよく分からなかったが、鞭の痛みで追い上げられた忘我の境地から、はっきり覚めた頃に、さっきの二人が迎えに来た。
「さあ、続きだ。お客さんが待っている。西片さんに恥をかかさないように、しっかりと奉仕するんだぞ」

怜子が部屋に入ると、待っていたように杉森が近づいてきた。
「どうだ、大丈夫だったか」
「はい………」
思いがけない杉森の労りの声に、怜子は小さく返事をしただけだった。それ以上は許されていない。
直ぐその後、佐渡山に怜子は門形柱の下に連れて行かれた。
門形柱と言っても、部屋に数本立っている柱の内の2本に、角材で出来た横棒を渡して、門形柱にしている。その横棒は柱に等間隔で打ち込まれているL字型の金具に掛けられて、取り外して動かせるようになっていた。

布川が縄の束を抱えるように持って来るのと、一緒に蛇蝎の会のスタッフも集まってきた。
数人のスタッフに、怜子は両腕を取られて水平に開かれ、門形柱の横棒に沿わされた。その腕を布川と他のスタッフが、横棒に縛り付けていく。皆手際よい。たちまちのうちに、怜子の両腕は、手首から二の腕まで、数カ所をしっかりと横棒に固定されてしまった。
さらに布川が胸を数回縛ると、肩甲骨のあたりも厳重に横棒に密着させて動かないようにした。
そのため、縦柱がないが、怜子は十字磔にされてしまった。
「しっかり立つんだ」
そう声を掛けると、二人の男が左右から横棒を持ち上げて金具から外すと、一段上の金具に掛けた。既にほとんど伸びきっていた怜子の躰は、一段と真っ直ぐに伸ばされてしまった。

ふっくらとした胸、引き締まった腰、豊かに膨らんだ臀部、さらに恥ずかしげに必死に合わせている無毛の谷間など、完全に曝されてしまっていた。
「杉森さん素晴らしいでしょう。長年憧れていた女なんですけど、調教を続けていく内に、益々磨きが掛かってきた。それに、若い女とは違って、色気も増してきた」
西片は恩着せがましく、杉森に自慢した。そんな自分の奴隷を提供するんだから、これからはこちらの方にも、一肌も二肌も脱いで力を貸した欲しいという気持ちが、ありありと見えていた。
「西片さんがうらやましい」
「これからは好きなときに、この奴隷を使っていいですよ」
「でも、西片さんの憧れの女だったんじゃないのか」
「それを、杉森さんに提供しようとするんです。うちは、今は江府町だけだが、しばらくすれば恵寿市にも足掛かりが出来るんですよ。その時には杉森さんの力を借りなければならない。そうなったらよろしくお願いしますよ」

二人がそんな話をしている間に、怜子の両足首は、男たちによって、各々縄が掛けられていた。この男たちには逆らっても許して貰える希望はないし、力ずくで思うようにされるのが目に見えていた。それが分かっているので、怜子は男たちの手に委ねて縄を受けていた。足首に巻き付けられた縄の縄尻が、各々左右の柱の根元を回って引き絞られた。縄が引かれるのに合わせて、手の空いている男たちが怜子の両脚に手を掛けて開いていく。やがて彼女の両脚はこれ以上開かないと思われるほど、大きく割られてしまった。
「ウウゥ」
胸を横柱に固定している縄が躰に食い込む。
横柱に両腕を括り付けられて、極限まで躰を引き伸ばされていたので、脚を開かれれば、もう自分の足で立っていられない。大きく開かれてしまったので、たとえ足が床に着いても躰を支えることは出来なかっただろう。その結果、怜子は横柱に吊られたことになってしまった。

「出来上がったようですよ。自由に心いくまで嬲って悦ばせてやってください」
西片にそう言われて、早速椋田が立ち上がった。そして、怜子の後ろに立つと、両手を前に回して、二つの膨らみを掴んだ。
「はぁぁ~~~」
縛られて身動きが出来ない。さらに脚を大きく開かれて何もかも剥き出しにされてしまったことで、怜子は縄の刺激と恥ずかしさで、既に被虐の世界に入り込んでしまっていた。
椋田は胸を一通り嬲った後、杉森に声を掛けた。
「感じやすくて、責め甲斐のある女ですよ。杉森さんも一緒に楽しみませんか」

無毛の躰を、大の字に開かれて曝された女体に目を奪われていたが、そう言われてハッと気づいたように、杉森は立ち上がった。それに応じるように、椋田は怜子から少し離れた。
杉森は怜子の前に立つと、抱き締めるように背中に両手を回し、そっと背中に触れてみた。両手に吸い付くような肌の感触。ゆっくりと撫でると、滑らかな手触りが、きめの細かさを伝えてきた。
「ああぁ~~~」
杉森の手の動きに反応したのか、怜子は喘ぎ声を上げた。その声を聞くと、杉森はもう我慢が出来なくなったように、きつく抱き締めると、あえぎを漏らす唇に自分の口を寄せた。
怜子はそれを避けることもなく、どちらかと言うと迎えるように受ける。
両腕を水平に開かれて横棒にしっかり縛られて、身動きは出来ないが、顔を左右に振ることは出来た。しかし、彼女は横を向くことはなかった。それどころか、やや上向くようにして口を開いた。
それに合わせるように、杉森も唇を開くと怜子の舌を探った。
怜子は貪るように杉森と舌を絡ませる。さらに杉森の口にそれを差し入れてきた。
怜子を抱き締める腕に力がこもり、二人はピタリと一つになったようだった。
しばらく、貪りあったが、お互いに苦しくなり、いったん離れた。しかし、杉森は直ぐに怜子の口を求めた。
何回も繰り返した後、やっと離れた杉森に椋田が言った。

「まるで、ひよっこのようだな。独身だからといって、今まで女を知らなかった訳でもないでしょう」
「ああ、だけどこの女は格別だ」
「と言っても、西片さんのものだからな」
そう言いながら、椋田は大きく開いた怜子の股間を手のひらで覆った。一方杉森は後ろに回り、鞭打ちの時には縄で完全には見えたなった背中に指を這わせた。





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テーマ : SM小説
ジャンル : アダルト

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1.縄に堕ちて
2.熟女人妻奴隷調教
3.禁断の館第1話未経験の女
4.禁断の館第2話未亡人再調教
5.淫狼の生贄
6.淫虐調教別荘
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