淫狼の生贄 第63回 女子大院生再び(7)
美加子が意識を取り戻したときには、彼女はバスルームの台の上に横たわっていた。すでに、縄は解かれて自由になっていたが、ぐったりしてすぐには力が入らない。
縄は濡れていて解くのが難しかったのか、鋏で細かく切られて床の上に散らばっていた。
気を失っていた時間はそれ程長くなかったようで、男二人もまだ傍に立っていた。
「気が付いたか。動けるか」
美加子はぐったりした躰に、それでも力を入れて起き上がり、上半身を立てて、台に腰掛けた。
「よし、じゃあパウダールームへ行き、躰を拭いて顔を直せ」
二人に支えられるようにして、パウダールームへ戻った。それを確認すると、男達は出て行った。
棚に積まれていた大きめのバスタオルを取ると水分を拭き取り、その後それを躰に巻き付けた。
そして鏡の前のスツールに腰を下ろし、鏡を覗き込んだ。メイクも崩れてひどい顔になっていた。
男達が作務衣に着替えて戻ったときには、美加子も顔を何とか整えていた。
「どうやら落ち着いたらしいな」
「じゃあ、次に調教に移ろうか」
森田がパウダールームの隅に置かれているスチールのロッカーを開けると、縄の束をいくつか持ってきた。
諸石が無造作に、美加子が躰に巻き付けているバスタオルを剥ぎ取った。
「………」
「手を後ろに。今までは準備段階だ。これから安本さんに頼まれている調教を始める。分かっているだろうが、お前は安本さんの奴隷なんだ。奴隷は何時も両手を後ろに回して組んでいるんだ。その格好で、ご主人様を待つんだ。憶えておけ」
森田は、おずおずと後ろに回した美加子の両手首に縄を掛けた。
流れるように縄を美加子の躰に纏わせていき、数本の縄を使って、上半身を雁字搦めに縛り上げた。前に縛られた時より、力が入り縄が厳しくなっている。上半身は全く緩み無く縛られて、美加子は完全に自由を失ってしまった。
縄がきつく肌に食い込む。胸は息が苦しくなるほど締め上げられていた。
「鏡を見てみろ。綺麗だろう」
言われて、美加子は鏡に目をやった。縛られた自分の裸の姿が映っている。
縄を纏ったような上半身、そして無毛の下半身。恥ずかしい………と思う気持ちが大きかったが、縄に締め上げられた感覚に、自分でもどう言って良いか分からない気持ちになっていた。それは嫌悪感ではなかった。縄で縛られるということを嫌っていない自分に驚いていた。
安本に会う前の自分と比べると、ふっくらと女らしい躰になっている。それに縄が絡みついて、まるで別世界のようだった。
森田が背後の縄に二つ折りにした縄を結びつけて、それを手に取った。
「隣の部屋へ行くんだ」
諸石が廊下から入ってきたドアとは別のドアを引いた。
美加子はまるで囚人になったような気分で、俯いて歩みを進める。
<また男達の自由にされる>
でも、それを心待ちにしている気持ちも僅かに湧いてきていた。
入った部屋はかなり広い。最初に縛られたリビングルームと違い、上に2階があるので、天井はそれ程高くはない。2本の木の梁が走っていて、その梁を支えるかのように柱が数本ずつ立っている。が、梁を支えるには本数が多い。部屋には、ベッドや台、X字型をした磔柱、等など責め道具があちらこちらに置いてある。
脱毛され、アナルを開かれた病院にあったような椅子もあった。
「ここは西片総業が蛇蝎の会の会場に使うころだ。その他、今度のように、SMプレーや調教にも使うこともある。これから何回も使うから憶えておくんだ」
「………」
美加子は返事のしようが無かった。
「さて、安本さんに頼まれ調教を始めるか。お前に奴隷のイロハを教えるように頼まれている」
森田と諸石は、身をすくませたようになっている美加子を、いわゆる三角木馬がデンと据えられている所へ押していった。美加子には、その変な格好をした三角木馬が何であるか分からない。
丁度木馬に上には梁が走っていて、それに取り付けられている金属のリングには、既にチェンブロックがぶら下げられていた。
「これはな、昔の拷問道具だ。女囚をこれに跨がらせて、オマ○コを痛めつけて、自白を迫った物だ。お前もこれからこれに跨がって貰う」
そう森田が言ったが、この三角木馬は、断面は確かに三角形だが頂点は鋭くなかった。さらに木馬の丁度真ん中あたりが、ぽっかりと空間になっていた。
「この空いている所にこれをはめ込む」
諸石が木馬の空間に、かまぼこ状のサドルをはめ込んだ。そのサドルの真ん中辺から、ディルドが突き出していた。
それを目にすると、美加子は横を向いて目を閉じてしまった。
そんな美加子を無視して、諸石が突き出ているディルドに潤滑ジェルをチューブから滴らして塗りつけた。その間に、森田が美加子の後ろ手に縛り付けた縄を、チェンブロックのフックにしっかりと掛けた。そのため、美加子は三角木馬の脇に立たされてしまった。
「諸石さん、躰を支えててくれ。さっき吊ったが、まだ吊りには慣れていないだろう。今日の所は、サポートしてやらないと」
「よし、分かった」
諸石が美加子を支えると、森田がチェンブロックの手鎖を手繰った。カラカラと鎖の音がして、フックが上がり始めた。
<ああ、また吊られる>
フックが徐々に上がり、美加子を上に引っ張る。
躰が吊り上がり、足が床から離れた。
「アアァ~~」
諸石が躰を支えていても、縄がグッと締まる。肌に食い込む縄、さらに躰を締め付けてくる縄。痛みが増し、息が詰まる。
股が木馬の高さまで上がると、フックが止められた。
「よし、跨がらせてくれ」
諸石が片脚を持つと、木馬を超して反対側に垂らした。
「さて、こいつを収めて………」
二人は、宙づりになった美加子の秘唇を開いて秘口を剥き出しにした。そしてディルドを少し曲げると、秘口に合わせた。
「下げるぞ」
チェンブロックの手鎖が操作されて、今度は美加子の躰がゆっくりと下げられた。
ディルドが自分の躰の重さで、躯の中に潜り込んできた。
「いやぁ~~入ってくる、ダメェェ~~~」
少しずつ美加子の躯に入ってきた。そして、やがて肉筒の奥まで届いてしまった。逃げようとしても、脚は三角木馬に沿って伸びていているだけで、床には全く届かない。力を入れて木馬の脇を挟んでも滑ってしまって、躰を支えることは出来なかった。

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縄は濡れていて解くのが難しかったのか、鋏で細かく切られて床の上に散らばっていた。
気を失っていた時間はそれ程長くなかったようで、男二人もまだ傍に立っていた。
「気が付いたか。動けるか」
美加子はぐったりした躰に、それでも力を入れて起き上がり、上半身を立てて、台に腰掛けた。
「よし、じゃあパウダールームへ行き、躰を拭いて顔を直せ」
二人に支えられるようにして、パウダールームへ戻った。それを確認すると、男達は出て行った。
棚に積まれていた大きめのバスタオルを取ると水分を拭き取り、その後それを躰に巻き付けた。
そして鏡の前のスツールに腰を下ろし、鏡を覗き込んだ。メイクも崩れてひどい顔になっていた。
男達が作務衣に着替えて戻ったときには、美加子も顔を何とか整えていた。
「どうやら落ち着いたらしいな」
「じゃあ、次に調教に移ろうか」
森田がパウダールームの隅に置かれているスチールのロッカーを開けると、縄の束をいくつか持ってきた。
諸石が無造作に、美加子が躰に巻き付けているバスタオルを剥ぎ取った。
「………」
「手を後ろに。今までは準備段階だ。これから安本さんに頼まれている調教を始める。分かっているだろうが、お前は安本さんの奴隷なんだ。奴隷は何時も両手を後ろに回して組んでいるんだ。その格好で、ご主人様を待つんだ。憶えておけ」
森田は、おずおずと後ろに回した美加子の両手首に縄を掛けた。
流れるように縄を美加子の躰に纏わせていき、数本の縄を使って、上半身を雁字搦めに縛り上げた。前に縛られた時より、力が入り縄が厳しくなっている。上半身は全く緩み無く縛られて、美加子は完全に自由を失ってしまった。
縄がきつく肌に食い込む。胸は息が苦しくなるほど締め上げられていた。
「鏡を見てみろ。綺麗だろう」
言われて、美加子は鏡に目をやった。縛られた自分の裸の姿が映っている。
縄を纏ったような上半身、そして無毛の下半身。恥ずかしい………と思う気持ちが大きかったが、縄に締め上げられた感覚に、自分でもどう言って良いか分からない気持ちになっていた。それは嫌悪感ではなかった。縄で縛られるということを嫌っていない自分に驚いていた。
安本に会う前の自分と比べると、ふっくらと女らしい躰になっている。それに縄が絡みついて、まるで別世界のようだった。
森田が背後の縄に二つ折りにした縄を結びつけて、それを手に取った。
「隣の部屋へ行くんだ」
諸石が廊下から入ってきたドアとは別のドアを引いた。
美加子はまるで囚人になったような気分で、俯いて歩みを進める。
<また男達の自由にされる>
でも、それを心待ちにしている気持ちも僅かに湧いてきていた。
入った部屋はかなり広い。最初に縛られたリビングルームと違い、上に2階があるので、天井はそれ程高くはない。2本の木の梁が走っていて、その梁を支えるかのように柱が数本ずつ立っている。が、梁を支えるには本数が多い。部屋には、ベッドや台、X字型をした磔柱、等など責め道具があちらこちらに置いてある。
脱毛され、アナルを開かれた病院にあったような椅子もあった。
「ここは西片総業が蛇蝎の会の会場に使うころだ。その他、今度のように、SMプレーや調教にも使うこともある。これから何回も使うから憶えておくんだ」
「………」
美加子は返事のしようが無かった。
「さて、安本さんに頼まれ調教を始めるか。お前に奴隷のイロハを教えるように頼まれている」
森田と諸石は、身をすくませたようになっている美加子を、いわゆる三角木馬がデンと据えられている所へ押していった。美加子には、その変な格好をした三角木馬が何であるか分からない。
丁度木馬に上には梁が走っていて、それに取り付けられている金属のリングには、既にチェンブロックがぶら下げられていた。
「これはな、昔の拷問道具だ。女囚をこれに跨がらせて、オマ○コを痛めつけて、自白を迫った物だ。お前もこれからこれに跨がって貰う」
そう森田が言ったが、この三角木馬は、断面は確かに三角形だが頂点は鋭くなかった。さらに木馬の丁度真ん中あたりが、ぽっかりと空間になっていた。
「この空いている所にこれをはめ込む」
諸石が木馬の空間に、かまぼこ状のサドルをはめ込んだ。そのサドルの真ん中辺から、ディルドが突き出していた。
それを目にすると、美加子は横を向いて目を閉じてしまった。
そんな美加子を無視して、諸石が突き出ているディルドに潤滑ジェルをチューブから滴らして塗りつけた。その間に、森田が美加子の後ろ手に縛り付けた縄を、チェンブロックのフックにしっかりと掛けた。そのため、美加子は三角木馬の脇に立たされてしまった。
「諸石さん、躰を支えててくれ。さっき吊ったが、まだ吊りには慣れていないだろう。今日の所は、サポートしてやらないと」
「よし、分かった」
諸石が美加子を支えると、森田がチェンブロックの手鎖を手繰った。カラカラと鎖の音がして、フックが上がり始めた。
<ああ、また吊られる>
フックが徐々に上がり、美加子を上に引っ張る。
躰が吊り上がり、足が床から離れた。
「アアァ~~」
諸石が躰を支えていても、縄がグッと締まる。肌に食い込む縄、さらに躰を締め付けてくる縄。痛みが増し、息が詰まる。
股が木馬の高さまで上がると、フックが止められた。
「よし、跨がらせてくれ」
諸石が片脚を持つと、木馬を超して反対側に垂らした。
「さて、こいつを収めて………」
二人は、宙づりになった美加子の秘唇を開いて秘口を剥き出しにした。そしてディルドを少し曲げると、秘口に合わせた。
「下げるぞ」
チェンブロックの手鎖が操作されて、今度は美加子の躰がゆっくりと下げられた。
ディルドが自分の躰の重さで、躯の中に潜り込んできた。
「いやぁ~~入ってくる、ダメェェ~~~」
少しずつ美加子の躯に入ってきた。そして、やがて肉筒の奥まで届いてしまった。逃げようとしても、脚は三角木馬に沿って伸びていているだけで、床には全く届かない。力を入れて木馬の脇を挟んでも滑ってしまって、躰を支えることは出来なかった。

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