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淫狼の生贄 第36回 未亡人(2)

沼の底から浮かび上がったような不快な気分で、怜子は意識を取り戻した。地下の部屋で早紀を前にして目覚めたときと同じような、スッキリしない目覚めである。
意識を失う前に縛られた後手縛りのまま躰を吊られていた。
ログハウスというのであろう。白木の木肌をそのままにした木造の家である。三角形の屋根を持つ広いリビング。その半分くらいは、天井が吹き抜けになっていて、残りは二階建てになっている。その二階の端の梁に重厚な金具が埋め込まれている。そこからチェンが垂れ下がり、その先端のフックに、両方の肩越しの縄にさらに縄が通されて怜子は吊られていた。
意識を失ったまま吊られたため、体重が全て胸の縄に掛かったので、息苦しくなって気がついたのだろうが、吊り自体は緩い。意識を取り戻して自分の足で立てば、躰を起こすことが出来る。

「あら、気がついたようよ」
女の声がした。
「そのようだな、ほらしっかり立つんだ」
西片が尻たぶをぴしゃりと叩く。怜子はその痛さに、はっきり目覚めた。
相変わらず腰巻一枚の裸である。ほぼリビングルームの真ん中に吊られた怜子の目の前にソファーがあり、二人の男が座っていた。そのほかに中年の女が一人いる。
「紹介しておこうか、右のが黒沢。西片総業の裏の部分をやってもらっている睦会の幹部だ。こんなことになった大元のレモンローンは、睦会のしのぎの一つだ」
ちょっといかつい男が顎をしゃくうようにする。

「もう一人が安本さん。アメリカ人とのハーフで、投資顧問会社のコンサルタントだ」
「西片総業と一緒に、この町を発展させるお手伝いをしているんですよ」
怜子は知らなかったが、先日夏川美加子をさんざんいたぶった男だ。
「それと、こっちが河合スミさん。ここの管理をやってもらっている。お前の面倒も見てくれる。その上、元は看護婦だ、何があっても安心してられるぞ。」
「さてと、しばらくこの女を観賞するか」

「会長にとっては、長い間恋い焦がれていた相手ですからね、じっくり観たいでしょう」
「ああ、その上こいつの親父には、冷たい仕打ちも受けたしな。公共事業を食い物にする悪徳土建屋には援助はできないとぬかしやがって、危うく西片建設が潰れる所だった。その反対に、ろくに商売にもなっていなかった南條鉱業に肩入れして・・・」
「しかし、その南條鉱業がいまやレアメタルでこの町を支えているんでしょう」
安本も口を挟む。
「それも問題なんだ。隣の恵須市と合併すればどっと公共事業が増えるのに、南條鉱業があるおかげで、江府町は独自財政で十分やっていけるときやがった」
「まあ、かっかとしないで・・・この奥さんも南條鉱業の株主なんだから、ゆっくりと会長のものにすればいいんですよ。今までの想いも実るってものでしょう」

三人の男にスミも一緒になって、ダイニングテーブルでちびちびやりながら、怜子の躯を舐めるように眺めている。
なまじ放っておかれてじろじろ見られていると、恥ずかしさが募る。怜子は躰を折るようにして少しでも肌を隠そうとしていた。
「なんだ、その格好は。ちゃんと胸を張って真っ直ぐに立つんだ」
「もう許してください、恥しくて・・・」
「亭主の借金を躯で返すんじゃないのか」
「だから、それは果たしますから・・・こんな晒し者にしないで」
「いや駄目だな、お前は俺の奴隷、言ってみれば飼い犬になるんだ。犬はそうやってつないでおくものだろう」
「犬だなんて・・・・・・お願いです、もう辱めないで下さい」

この山荘はSM趣味のある西片がそのために造ったものである。責め道具も器具も事欠かない。その上、梁やら柱にもそのための工夫がしてある。
今怜子が吊るされている梁にも、同じような金具がいくつか付けられ、鎖がぶら下がっている。
それを承知している黒沢が立ち上がると、道具棚から平べったいパドルを持ってきた。
「会長が真っ直ぐに立てといっているんだ、会長のいうことを聞かないとこうなるぞ」
二つに躯を折っている怜子の腰は必然的に突き出されている。その尻たぶをパドルがパシッと打ち据えた。
「ヒーッ!」
腰巻を纏っているとはいえ、薄布一枚では何の防護にもならない。尻全体に響く痛みに怜子は思わず腰を引いた。

「そうだ、そうやって真っ直ぐに立って、胸をちゃんと見せるんだ。今度逆らったら、尻を打つだけでなく、鞭で打ったり、逆さ吊りにしたりするぞ。お仕置きは色々あるんだからな」
脅されて、怜子は躰を起こした。そうすると縄で搾り出された胸をはじめ、躰の線がすべて見えてしまう。子供を生まなかったとはいっても四十歳を過ぎた躰は、若い時の張りを保てるわけはない。しかし、熟れきった裸は、肌の下に程よく脂を置き、全ての角が丸みを帯びている。特に腰巻で腰の線が強調されたその艶めかしさは、今まで西片が接した多くの若い女にはないものであった。
ましてや、怜子には夫が凡庸とはいえ長い間の夫婦生活があった。その時間が怜子をさらに女として成熟させていた。





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テーマ : SM小説
ジャンル : アダルト

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2.熟女人妻奴隷調教
3.禁断の館第1話未経験の女
4.禁断の館第2話未亡人再調教
5.淫狼の生贄
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