禁断の館 第2話 未亡人再調教(8)
美穂は後ろ手縛りで、マットレスの上に横たわっていた。精も根も尽き果てたように、横向きでひざを曲げて丸くなっている。ここへ来てからどの位の時間が経ったか彼女には見当も付かない。ただ、立て続けの責めのためか、空腹は感じなかった。
男たちも疲れたのか、椅子に腰を下ろして、それぞれ好みの物を口にしたり飲んだりしていた。
「どうですか。スレイブ・ミーティングに使えそうですか」
それまで黙って座っていた[禁断の館]のスタッフの谷口が山本に訊いた。
「どうでしょう。今までのご主人とどんなプレイを続けていたのかに依りますが」
「鈴木さんとは、緊縛が主でしたね。それと、鈴木さんはアナルに執着していたようです」
「と言うと、スレイブになる前に調教を受けて、マゾ性は開花したとしても、さらに再調教は必要かも知れませんよ。どうです郷山先生」
「そうだな、次の機会に改めて他の責を再調教しなければ駄目かな。ただ、アナルは鈴木さんと、かなりの経験があるようなので、それを確認するか。今日はこの部屋に直行したので、事前の処置はしていないんだな」
郷山は立ち上がると、薬品などを保管しているキャビネットから小さな紙の箱を持ってきた。躰を曲げて横たわっている美穂の横にひざを突くと、その箱を開けて座薬を取り出し外装を剥いた。
突き出されている尻の割れ目を押し開いて、肛門にその座薬を挿入した。
「アッ!何を入れたのです」
「毒になるもんじゃ無い。もう少ししたら分かる」
さらに郷山は二つ座薬を入れた。
「これだけ入れれば、効き目も強いだろう」
そう独り言をつぶやくと、自分の席に戻った。
「何をしたんです」
山本が興味津々で声を掛けてきた。
「固形の浣腸剤ですよ。山本さんは浣腸は苦手ですか。もし嫌なら外のトイレに行かせますが」
「そんなことは無いです。浣腸マニアと言うほどでは無いですが、恥ずかしがってひり出すのを見るのは好きです」
「じゃあ、固形浣腸でほぼ自然に排便するのを見るのもいいもんです。10分か20分もすれば苦しみ始めますから」
男達がそんな話をしている内に、美穂は下腹部が痛み始めた。グルグルと腹の中が鳴り出す。彼女はそれが便意だと気づいたが、後ろ手に縛りあげられていてはどうしようも無い。それがさっき挿入された座薬のせいだとは、直ぐには気づかなかった。我慢していればその内落ち着くだろうと思って、歯を食いしばってじっと耐えていた。
だが、収まるどころか、どんどん激しくなって、美穂は我慢が出来そうもない。
「お願い、縄をほどいて下さい」
「どうしたんだ、横になってゆっくりと休んでいていいんだぞ」
佐渡山がニヤニヤしながら言った。
「ちょっとの間だけでいいんです」
「何をしようとするんだ」
「………」
「黙っていては分からないじゃないか」
「アア~~~いやぁ、お願い、おトイレに……」
「この部屋にはトイレなんか無いのは知っているだろう」
「外のトイレに行かせて下さい」
もう美穂の便意は限界だった。間欠的に痛みが襲い、額に脂汗が浮かんできた。
「しょうがないな、ここのホースステーションででもするんだな」
美穂にはそれがどう言うことなのかを考える余裕もなくなっていた。
佐渡山が後ろ手に縛った縄に新たに縄を追加して、それを引っ張り上げた。それに引かれて美穂は躰を捩るようにして何とか立ち上がった。だが真っ直ぐに出来ず、前屈みになって下腹部の苦痛に耐えている。
「ホースステーションは分かっているな。そこまで歩いて行くんだ」
[禁断の館]のプレイルームには、部屋の片隅が一段低くなり、コンクリートのたたきになっている所がある。壁には水栓が付いていて、水や湯が出る。その水栓にはワンタッチでホースがつながり、必要ならばシャワーにもなった。スレイブがプレイで汚れた場合などに洗ったり、床の掃除にも使われる。また場合によっては水責めにも使えるように、天井には手動だがチェンブロックも用意されていた。一寸したシャワールーム程度の広さはあるが、剥き出しだった。そこで排便させようというのである。
いつの間にかまるで和式のトイレのように、二段のコンクリートブロックが二組、やや間隔を取って平行に置かれていた。
切羽詰まっている美穂は、深く考えることも無く、急いでホースステーションへ向かった。
「そのブロックに片脚ずつ置いて乗るんだ。そして腰を落とせ」
そう言われて美穂はハッと立ち止まった。
「いや、そんなこと出来ない。お願い許して。おトイレに……」
剥き出しの尻の膨らみに、ピシャリと佐渡山の平手打ち。思わず美穂はよろめいた。
「スレイブだと言うことを忘れたのか。まだそんなことを言って。本当に厳しい再調教が必要だな。早く上がるんだ」
また平手打ちが尻に炸裂する。
「ヒィ~~~」
平手打ちの痛さもそうだが、もう切羽詰まった便意には耐えられなくなってしまった。
美穂は二組のブロックに片脚ずつ乗せた。
「よし、しゃがむんだ」
そう言いながら、佐渡山は上から垂れ下がっているチェンブロックのフックに、背後につないだ縄を掛けた。
美穂は腰を下ろそうとしたが、その縄に引かれて完全に下ろせない。何となく中腰に近い姿で、ブロックの上でしゃがみ込んだ。

ご訪問の記念にクリックして、ランキングを上げて下さい
男たちも疲れたのか、椅子に腰を下ろして、それぞれ好みの物を口にしたり飲んだりしていた。
「どうですか。スレイブ・ミーティングに使えそうですか」
それまで黙って座っていた[禁断の館]のスタッフの谷口が山本に訊いた。
「どうでしょう。今までのご主人とどんなプレイを続けていたのかに依りますが」
「鈴木さんとは、緊縛が主でしたね。それと、鈴木さんはアナルに執着していたようです」
「と言うと、スレイブになる前に調教を受けて、マゾ性は開花したとしても、さらに再調教は必要かも知れませんよ。どうです郷山先生」
「そうだな、次の機会に改めて他の責を再調教しなければ駄目かな。ただ、アナルは鈴木さんと、かなりの経験があるようなので、それを確認するか。今日はこの部屋に直行したので、事前の処置はしていないんだな」
郷山は立ち上がると、薬品などを保管しているキャビネットから小さな紙の箱を持ってきた。躰を曲げて横たわっている美穂の横にひざを突くと、その箱を開けて座薬を取り出し外装を剥いた。
突き出されている尻の割れ目を押し開いて、肛門にその座薬を挿入した。
「アッ!何を入れたのです」
「毒になるもんじゃ無い。もう少ししたら分かる」
さらに郷山は二つ座薬を入れた。
「これだけ入れれば、効き目も強いだろう」
そう独り言をつぶやくと、自分の席に戻った。
「何をしたんです」
山本が興味津々で声を掛けてきた。
「固形の浣腸剤ですよ。山本さんは浣腸は苦手ですか。もし嫌なら外のトイレに行かせますが」
「そんなことは無いです。浣腸マニアと言うほどでは無いですが、恥ずかしがってひり出すのを見るのは好きです」
「じゃあ、固形浣腸でほぼ自然に排便するのを見るのもいいもんです。10分か20分もすれば苦しみ始めますから」
男達がそんな話をしている内に、美穂は下腹部が痛み始めた。グルグルと腹の中が鳴り出す。彼女はそれが便意だと気づいたが、後ろ手に縛りあげられていてはどうしようも無い。それがさっき挿入された座薬のせいだとは、直ぐには気づかなかった。我慢していればその内落ち着くだろうと思って、歯を食いしばってじっと耐えていた。
だが、収まるどころか、どんどん激しくなって、美穂は我慢が出来そうもない。
「お願い、縄をほどいて下さい」
「どうしたんだ、横になってゆっくりと休んでいていいんだぞ」
佐渡山がニヤニヤしながら言った。
「ちょっとの間だけでいいんです」
「何をしようとするんだ」
「………」
「黙っていては分からないじゃないか」
「アア~~~いやぁ、お願い、おトイレに……」
「この部屋にはトイレなんか無いのは知っているだろう」
「外のトイレに行かせて下さい」
もう美穂の便意は限界だった。間欠的に痛みが襲い、額に脂汗が浮かんできた。
「しょうがないな、ここのホースステーションででもするんだな」
美穂にはそれがどう言うことなのかを考える余裕もなくなっていた。
佐渡山が後ろ手に縛った縄に新たに縄を追加して、それを引っ張り上げた。それに引かれて美穂は躰を捩るようにして何とか立ち上がった。だが真っ直ぐに出来ず、前屈みになって下腹部の苦痛に耐えている。
「ホースステーションは分かっているな。そこまで歩いて行くんだ」
[禁断の館]のプレイルームには、部屋の片隅が一段低くなり、コンクリートのたたきになっている所がある。壁には水栓が付いていて、水や湯が出る。その水栓にはワンタッチでホースがつながり、必要ならばシャワーにもなった。スレイブがプレイで汚れた場合などに洗ったり、床の掃除にも使われる。また場合によっては水責めにも使えるように、天井には手動だがチェンブロックも用意されていた。一寸したシャワールーム程度の広さはあるが、剥き出しだった。そこで排便させようというのである。
いつの間にかまるで和式のトイレのように、二段のコンクリートブロックが二組、やや間隔を取って平行に置かれていた。
切羽詰まっている美穂は、深く考えることも無く、急いでホースステーションへ向かった。
「そのブロックに片脚ずつ置いて乗るんだ。そして腰を落とせ」
そう言われて美穂はハッと立ち止まった。
「いや、そんなこと出来ない。お願い許して。おトイレに……」
剥き出しの尻の膨らみに、ピシャリと佐渡山の平手打ち。思わず美穂はよろめいた。
「スレイブだと言うことを忘れたのか。まだそんなことを言って。本当に厳しい再調教が必要だな。早く上がるんだ」
また平手打ちが尻に炸裂する。
「ヒィ~~~」
平手打ちの痛さもそうだが、もう切羽詰まった便意には耐えられなくなってしまった。
美穂は二組のブロックに片脚ずつ乗せた。
「よし、しゃがむんだ」
そう言いながら、佐渡山は上から垂れ下がっているチェンブロックのフックに、背後につないだ縄を掛けた。
美穂は腰を下ろそうとしたが、その縄に引かれて完全に下ろせない。何となく中腰に近い姿で、ブロックの上でしゃがみ込んだ。

ご訪問の記念にクリックして、ランキングを上げて下さい