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禁断の館 第1話 未経験の女(10)

真紀は毛を剃られた時に、仰向けで縛り付けられていた台に、今度はうつ伏せで縛り付けられていた。
逆さ吊りから降ろされて、足のパイプは、足枷と一緒に取り払われている。猿轡も外されていたが、両方の腕は相変わらず躰の脇にぴたりと揃えて固定されていた。うつ伏せにされているので、膝が床についてそこで折れ曲がり、膝が台の脚に外側から縛り付けられ、尻が突き出して股も大きく開いてしまっていた。
逆さ吊りの責めからしばらく休んだので、意識もしっかり戻り、鞭の紅い跡も薄れていた。だが、彼女の気力はすっかり失われてしまって、台にうつ伏せにされてぐったりとしてしまっていた。

「あとひと踏ん張りだ、頑張ってスレイブの入り口を通過するんだ」
「………」
吉田が声を掛けたが、真紀は何も答えられなかった。
彼はまた何やら責め道具を箱に入れて運んできて、真紀の横に置いた。もちろん真紀にはそれが何か分からない。ぼんやりと吉田の動きを見ているだけだった。
大きく股を開いて、尻が突き出されている。後ろから見ると、肛門も秘裂も丸見えである。その肛門に吉田が指を伸ばした。

「あっ!何をするのですか」
不意に思いもかけないところをいじられて、思わず真紀は声を上げた。
「綺麗なアナルだ。鍛え甲斐がありそうだ」
「そんなところを、止めてください。恥ずかしい………」
真紀には肛門は排便をする所としか考えられない。本当は他人に見られたくはない。そこを丸見えにされて、その上指で触られるなんて、恥ずかしくてたまらなかった。

この[禁断の館]に来て、準備をさせられた時に、看護師に浣腸をされたのを思い出した。その後トイレで排便を済ませて入浴をして、躰と一緒に肛門まで清めたが、こんなことをされるためだったのかと思い当たった。だが、真紀の認識が甘すぎることは、この後すぐにわかった。
吉田はアナルジェルのチューブを取り上げると、人差し指にジェルを絞り出した。そして、それを真紀の皺を寄せて閉じている肛門に塗った。よく肛門は菊の花に例えられ、菊座とも呼ばれるが、吉田はよく言ったものだといつも感心する。
ジェルを塗り付けられた瞬間、冷たく感じたのか、真紀がピクリとした。だが、そのまま我慢をしていた。
ジェルをもう一度指に盛ると、吉田はその指を菊座の中心に差し込んだ。

「あっ!何をするんです。いやぁ、やめて」
真紀は尻の穴に指を差し込まれて、思わず声を上げた。
「指を一本入れただけだ。ジェルを中にも塗って滑らかにするんだ。痛くはないはずだ」
「いや、気持ち悪い………」
「静かにしていろ、また鞭で叩かれたいのか」
うつ伏せにされているので、背中が丸出しである。腰から背中全体が鞭の標的にされる。そう思うと、真紀は逆らえなくなった。

ジェルが肛門壁へ塗りこめられたためだろうか、指を吞み込まされてもほとんど痛みはなかった。だが肛門が押し開かれているので、何とも言えない違和感がある。
吉田の指はそんな真紀の気持ちなど察することもなく、指を抜き差しし始めた。肛門壁を指が撫でまわる。
「ううぅ~~」
肛門壁には神経が集まっている。もちろんその神経は排便を制御するためなのだが、肛門壁を刺激されると、その感覚が脳に伝わる。快感ではないが、今は指を入れられて刺激されていることが伝わってしまう。

いったん指を抜くと、ジェルを追加してまた指が差し込まれた。すでに十分にジェルが塗られていて滑らかなので、すんなりと入ってしまった。
吉田は肛門を開くように、肛門壁を押しながら指を動かした。
最初指を入れられた時より、肛門が緩んだように感じて、吉田は指を抜きアナルバイブを箱から取り出した。
球形の凸凹が連なったもので、直径が2センチほどの細長いものである。柔らかくて振ればプルンプルンと動く。根元に単三の電池と振動子が収められて、スイッチを入れると柔らかい本体が震える。
吉田はそれを真紀に突き付けた。もちろん真紀に何が起こるのか分からない。黙って見ているだけだった。
「これを尻の穴に入れて、開発してやるんだ」
「そんな…………」
「ここのスレイブとして活躍するのなら、尻の穴も使えなくては駄目だ。今日は時間もないので、そのとば口だけだが、少しでも快感が得られれば上出来だ」
快感なんか得られるわけはないと真紀は思ったが、全く動けないのでどうしようもなかった。

吉田はアナルバイブにもたっぷりとジェルを塗ると、指で開かれて閉まりきっていない肛門にその先端を差し込んだ。先端は細いのですんなりと入る。
指より少し太い位なので、あまり苦しまないで真紀は呑み込んでしまった。根元まで入ると、振動子が一緒の電池ボックスが、小さな尻尾のように突き立つだけになった。バイブの長さから、先端は大腸の中まで届いているはずである。

「すんなりと収まったよ。弾力性のあるアナルだな。この先が楽しみだ」
褒められたのかも知れないが、真紀は肛門が強引に開かれてしまって、まるで出かかった固い便がつかえてしまったようで、その違和感に悶々としていた。






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