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禁断の館 第1話 未経験の女(9)

「これからはつらいぞ。口をきく必要もないのでこれを噛み締めて耐えろ」
吉田はバイトギャグを持ってきた。そう言われて見せられても、真紀は自分から咥えるなんて出来ない。
「口を開けるんだ」
もう吉田は真紀を待ってはいない。鼻をつまんで口を開かせ、そこに嚙みこませた。
「むむ………」
固い合成樹脂でできてはいるが、適度に弾力性はあり歯を傷付けることはない。ギャグについているベルトを頭の後ろできつく締めて止めた。ギャグは思いのほか太いもので、真紀の口は大きく開き、ほとんど言葉を話すことは出来ない。

「よし、いいぞ。江川さん手伝ってくれ」
吉田はパイプの両端の鎖をチェンブロックのフックにかけた。そして江川に声を掛けると、チェンブロックのリモコンを手にして巻き上げ始めた。
パイプの両端の鎖が伸び切り、パイプを底辺にした三角形になった。さらに引き上げられてパイプが浮く。
「むむ………むぅ」
真紀が声を上げたが、当然言葉にはならず、ただ呻くだけだった。

V字型に開かれた脚が床から離れる。さらに尻の膨らみが引き上げられていく。腕が躰の両脇にぴたりと固定されているので、上半身が曲がらない。そのため江川が真紀を抱え上げた。
脚が上がっていくのに合わせて、徐々に上半身を下ろし、やがて完全に手を離した。その時には、もう頭も浮いて髪の毛が床を掃いていた。
<怖い…>
何もかもが逆さまに見える。躰がゆっくりと回転しながら揺れる。当たり前のことだが、真紀にとっては初めての経験だった。

さらに躰が引き上げられて、頭が1メートル弱の高さになった所で止められた。
その姿を眺めると、吉田は道具置き場に行き、箱にこれから使う道具類を入れて持ってきた。
「いい格好だぞ、完全に丸見えだ」
と言いながら、真紀の後ろに回って立つと、片手を開かれた狭間に置いた。
「うう~」
「まあ、勝手に呻いてろ、その内そんな穏やかな声じゃ済まなくなるぞ」
狭間に置かれた吉田の掌が、ゆっくりと動く。そしてまだ閉じている秘唇を指で開くと、その中に隠れている粘膜をなぜた。

さらに三角形の鞘をめくると、その中に隠れている肉芽を摘まんだ。まだ身を縮めたままである。だが、摘ままれると強烈な刺激が真紀を襲う。
「ううぅ~~」
声を上げて、吊られた躰を動かした。両脇に縛り付けてれている自分の腕で、躰がまっすぐにされて、ほとんど動かせない。そんなこともあり、吉田の手からは逃れられなかった。
指で摘ままれて揉むようにされると、真紀の意志とは関係なく、肉芽は勃起してきてしまった。

「いい反応をしてる。江川さん、クリップを取ってくれ」
言われて江川が箱の中からクリップを取り出して吉田に渡した。プラスチックの洗濯バサミに似ていて、閉じた状態でも中間の所に丸く空間がある。
吉田が三角形の鞘、つまり包皮を思い切り剥くと、肉芽の方からクリップを回して包皮を挟んだ。これで包皮は固定されて戻らなくなり、クリップの空間の所に肉芽が挟み込まれる。
敏感な肉芽をきつく挟むのではなく、かといって自由にするわけでもなく、軽い力で挟み込んでしまった。その肉芽も根元を挟まれていて、すでに勃起してしまったところが、クリップから顔を出している。
包皮を摘ままれた痛さと、敏感な肉芽を直接挟まれた刺激で、これだけの責めでも真紀は苦痛に呻き始めた。

「最初に言っておいたはずだ。ご主人様の命令に逆らった場合はどうなるかを」
確かに尻をパドルで数発叩かれた。しかし、ご主人様の言う通りにしていれば、そんなことは無いだろうと軽く考えていた。スレイブとして来たのだから、ご主人様の命令に従うことは理解していた。だが、その命令が、真紀が最初に思っていたものと違って、本能的に許容できないものが多い。
無毛にされた躰を見るなど、恥ずかしくて、情けなくてどうしても出来なかった。

「お前が逆らったのだから、これでお仕置きをするぞ、いいな」
吉田はバラ鞭を真紀の目の前に突きつけた。そして、腰を入れて振りかぶると、スナップを利かせて背中を打ち据えた。
バシッ!と激しい音がして、激痛が真紀を襲った。
バラ鞭のため、肌を傷付けることはまれである。ただ、打たれたところが紅く染まる。躰がぐらりと揺れる。
「ムゥ」
バイトギャグの間から、悲鳴が漏れる。しかし、それはくぐもったうめき声にしか聞こえなかった。
両腕が躰に沿って括られているので、前も後ろもすっかり曝されている。
揺れた躰が戻ってくるのに合わせて、今度は尻の膨らみが攻撃された。
紅い筋がいくつか付き、また揺れる。逆さ吊りで揺れると恐怖も増す。
バイトギャグを嚙み締めて耐えようとするが、本格的なむち打ちを、未経験な真紀が我慢することなどできない。

その後は立て続けに鞭の雨が降ってきた。躰の中にまで染みるように、真紀を痛めつける。さらに、鞭の打撃によって、躰が揺れたり回転したりして、恐ろしさも増してきた。
躰の前も後ろも紅く染まってしまった。それでも、吉田は鞭打ちをやめない。
「どうだ、堪えたか。そのうちに鞭も快感の素になるんだ」
何を言われても、もう真紀は理解できず、ただうめき声をあげるだけである。
躰のあちらこちらを打っていた鞭が、V字型に開かれた太腿に移ってきた。やわらかい内側に鞭の房が巻き付く。その痛さは、背や尻などとは比べ物にならない。
「よし、最後に極楽に送ってやろう」
と言いながら、吉田の鞭が大きく開かれた股間を狙った。
クリップで剝き出しにされている肉芽を含めて房が当たった。
「ぐぅ~~」
極限と言ってもいい衝撃に、真紀は意識が薄れていった。






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