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禁断の館 第1話 未経験の女(2)

少し離れた位置から吉田はその姿を眺めた。覚悟を決めたように、真紀はうつむいてじっとしている。第一段階としては良い姿だと吉田は満足して、グッズを載せた台を彼女のそばまで移動した。
そして、背後に回ると体を寄せて、両手を前に回し両方の胸の膨らみをつかんだ。ブラはしていない。スレイブもプレイルームに入る前に、プレイ用の衣装(?)に着替えている。事前に注文を付けない限り、余計な下着は着けないのが標準である。

強くは吊っていないので、ほどよい膨らみの感触が伝わった。しかし、その途端、真紀が躰を捻って吉田の手を避けようとした。
「あっ!いやぁ……」
「絶対服従だと言ったじゃないか。なんだ、その態度は」
「…………」
吉田は胸に置いた手を離すと、テーブルからスパンキングパドルを取り上げた。厚手の革で出来ている平たい棒のようなものである。それで真紀のふっくらと盛り上がった尻の膨らみを、ぴしゃりと打ち据えた。真紀にとっては、初めてのスパンキングだろう。
「痛いっ! 許してください」
「逆らった罰だ」
「すみません、もう素直になりますから」
と、謝ったが吉田は手を緩めず数発叩いた。
パドルは当たる面積が広いので、音の割には痛みは少ないはずである。その上着ているものの上からなので、ほとんど効き目は無いだろう。だが、初めての真紀には良い躾になったはずである。

「最初だからこの位で許してやる。いいか、スパンキングはパドルだけで無く、本格的な鞭もあるぞ。いずれ鞭の味も覚えて貰うか」
吉田は更にチェンブロックを巻き上げて、真紀のかかとが上がる程度まで引き上げた。これでは真紀はほとんど身動きが出来ない。そうしておいて改めて後ろに回って両手を胸の膨らみに回した。真紀は今度はじっと耐えているらしく、躰を固くして動かなかった。
両腕が引かれているので、乳房は前よりも薄くなっているが、吉田に手を触れられて乳首が立ってきてしまった。ブラがないので、ワンピースの布を尖らせてしまっている。それを指で摘まみ、更に膨らみを手のひらで揉みしだいた。
「ウウ……」
布越しとはいっても、敏感な所を刺激されて感じてしまったらしく、真紀は思わず声を出していた。

「感じやすいんだな、その調子でお前も楽しむんだ。さて、こっちはどうかな」
吉田は、今度は裾をまくると、ショーツを剥き出しにした。そして、大きく開かれた股間に手を伸ばした。
ショーツで包まれている秘部をすっぽりと手のひらで覆って撫でてみる。
「ああ、だめぇ、許してください」
「また尻を打たれたいのか」
「それも、許してぇ……」
「何もかも駄目か。そんなことを言わずに、お前も楽しむんだ。最近は亭主に可愛がって貰っているのか」
「いいえ、もう長いこと主人とは……」
「それじゃ、久し振りに可愛がってやる」
吉田は手のひらだけでなく、指も使ってショーツをなで回した。ぴったりと秘部に張り付いているそれは、吉田の指で割れ目がはっきりと分るようになってしまった。
「ああぅ~~」
「なんか出てきたぞ、すっかり感じてしまったようだな」

しばらく指でなぶった後、吉田は鋏を取り上げた。そして、真紀の足下に屈むと、ワンピースを裾から切り始めた。
もう、何をされても真紀はじっと耐えている。
腰の辺りまで切り裂くと、今度は躰に沿って腰回りを切断し始める。鋏が進むに従って、下半身が剥き出しになってきてしまった。
「恥ずかしい…………」
小さな声でつぶやくと、真紀は目を閉じて俯いてしまった。どんなに抗っても、完全に開かれた躰では、どうしようもない。自分が選んだことなのだと、真紀は覚悟を決めたのだろうか。だが、まだほんの入り口だとは分っていないだろう。

ワンピースが無様に切られて、下半分が躰から離れてしまった
大きく割り広げられた太腿の頂きは、[禁断の館]のお仕着せの、平凡な白いショーツに包まれていた。
「さて、次はこれを脱いで貰おうか」
無慈悲に吉田の手がショーツに掛かった。
「それは……許してください」
「何でも許し下さいか。まあ最初から剥き出しも面白みがない。よしこれはこのままにしておこう」
そして江川の方を向くと、彼に声を掛けた。
「江川さん、電マを頼む。さっき持ってき損なった」

江川は吉田が何をしようとしているか分っているので、グッズ置き場から標準の大きさの電マを持ってきて、床の埋め込みコンセントの蓋を開けると、コードをそこに差し込んだ。一寸離れているが、ここの電マは対応できるように長めのコードが付いている。
「目を開けてこれを見てみろ。なんだか分るか」
真紀は電マに目をやったが、首を横に振った。
「まあ奥様業をやっていたお前が知らなくても当たり前だ。こういう風に使うんだ」
吉田はスイッチを入れると、ヘッドが振動し始めた。そしてそれを真紀の股間に当てた。
「あっ! なに、やめてぇ~~~」
吉田の手でなぶられて感じ始めたしまったそこに振動が伝わる。今まで知らない刺激が真紀を襲った。






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4.禁断の館第2話未亡人再調教
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