熟女人妻奴隷調教 第59回
｢ずいぶん派手に逝ったもんだな。風呂に入れてしばらく休ませてやれ｣
江洲市は瞳湖という火口湖があることからも分かる通り、温泉に恵まれている。森本興業の持ち家であるこの屋敷にも、豪華な浴室に温泉が引かれている。
松本が鴨居に縛り付けている縄を解くと、奈美子は男たちに支えられるようにして浴室に連れて行かれた。
その後、MTLの森本、郷山、佐渡山の三人が来た。三人はMTLで奈美子を一度調教している。奈美子のマゾ性は十分承知していた。
｢会長、この女も『禁断の館』のスレイブにしますか｣
元々森本組の組長だった森本は、最初に組を森本興業に衣替えし、その後IT企業のSSDに食い込み、その裏システムの開発を請け負うMTLを造り、そこの社長に就き、森本興業は浪川に任せた。今は会長という肩書きになっているが、実質は何もしていない。
森本会長の下には『禁断の館』というSMクラブもある。MTLはそこに所属するスレイブを調教する役目も持っていて、さらにそこで撮影した動画をサーバーに保有し、特別な会員に有料で公開もしていた。これらをまとめて、最近では森本グループと総称していた。
浪川は会長の森本に、奈美子のこれからを訊ねたのだ。
｢おまえはどうしたい｣
｢森本興業専属の奴隷として、県警に送り込みたいのですが｣
｢そこまでには、一寸時間がかかるが、それも面白いな。やってみるか。郷山先生、診断書を書いて、警視をしばらく休暇にできるか｣
｢ひと月くらいなら｣
郷山の病院に入院して、奴隷として必要な処置を受けた後県警に戻し、その業務の合間にMTLで調教を受けて、完璧な奴隷にすることにした。その為には県警の組織をいじらなければならない。
そんな打ち合わせで、奈美子は森本興業の専属奴隷にされることになり、奈美子の管理は浪川に任せられた。
そんなこととも知らず、彼女は風呂上がりの裸身を、一室に敷かれた布団に潜り込ませて、ぐっすりと寝ていた。
奈美子が目を覚ました時には、もう夕刻になっていた。若い男がアルミの盆に夕食を載せて運んできた。
｢社長が食べておくようにと｣
そう言うと部屋を出て行った。奈美子は相変わらず一糸まとわぬ裸だったが、独りだったので障子の閉まっている廊下に背を向けて、出された和食を食べ、ペットボトルの水分をとった。
さっきの若い男が来て盆を下げた。
その後も独りで置き去りにされていた。裸なので逃げ出せない。本当に逃げようと思えば、シーツを躰に巻き付けてでも出来るのだが、彼女は全くその気が起きず、ただひたすら待った。と言ってもそれほど時間が経ったわけでは無く、作務衣に着替えた浪川が障子を開けて入ってきた。障子はそのまま開け放されて、廊下の先に夕暮れの日本庭園が広がっていた。
マットレスの上に敷かれた布団に正座して、奈美子は彼を迎えた。
｢どうだ、疲れはとれたか｣
｢はい｣
｢いま、森本社長たちと打ち合わせして、おまえは森本興業の奴隷になって貰うことにした。うちに所属する奴隷と言うことだ。と言っても必要なときに仕事をしてくれれば良いし、自分から希望しで誰かとプレイをしてもいい。普段は県警に勤務して貰う。だが長沼や久我山それに加川なんかが居ては困るだろう。そこの所は森本会長が統括する森本グループで、おまえが出勤できるようになるまでには始末しておく｣
奈美子には浪川の話が半分も理解できなかったが、マゾ奴隷に堕とされることは分かった。MTLでの痴態を動画に収められてしまっていては逃げることも出来ないし、それ以上に自分の躯がそれを求めていることを自覚してしまっていた。
｢ま、お互いに悪い話じゃ無い。今夜ではここに泊まって、あした郷山先生の病院に行く予定だ。県警には先生が診断書を添えて休暇届を出したくれる。郷山先生は県警の嘱託医もやっているから問題ない｣
｢はい、よろしくお願いします｣
奈美子は浪川に頭を下げた。
浪川は立ち上がると、部屋の片隅に置いてある木製のチェストの前に行った。
｢この部屋にも最低限の物は準備してあるんだ｣
と言いながら、縄の束をいくつか抱えてきた。
｢さあこっちへおいで｣
布団の上に胡座をかくと、奈美子を抱き寄せた。奈美子も浪川のなすがままに、彼の胸に身を寄せた。
浪川は横抱きにすると、仰向いた奈美子の唇に自分の口を寄せた。奈美子も逆らわずに浪川の口づけを受け入れる。しっかりと抱きしめられて、彼女は目を閉じると、小さく口を開いて浪川が差し入れてくる舌を受け入れた。
｢ハァ｣
かすかに吐息に似たような声が漏れて、奈美子も浪川の背を抱くと、強く口を押し付けた。
浪川は積極的な奈美子に一寸戸惑ったが、その後はむさぼるように、舌を絡ませて奈美子と深い口づけを続けた。
｢ご主人様、縛って下さい｣
息が詰まりそうになり、同時に唇が離れた時、奈美子自身も予想もしなかった言葉が漏れた。
｢縄が欲しいか、よし縛ってやろう。そしてじっくりと愛してあげるぞ｣
｢うれしい…………｣
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江洲市は瞳湖という火口湖があることからも分かる通り、温泉に恵まれている。森本興業の持ち家であるこの屋敷にも、豪華な浴室に温泉が引かれている。
松本が鴨居に縛り付けている縄を解くと、奈美子は男たちに支えられるようにして浴室に連れて行かれた。
その後、MTLの森本、郷山、佐渡山の三人が来た。三人はMTLで奈美子を一度調教している。奈美子のマゾ性は十分承知していた。
｢会長、この女も『禁断の館』のスレイブにしますか｣
元々森本組の組長だった森本は、最初に組を森本興業に衣替えし、その後IT企業のSSDに食い込み、その裏システムの開発を請け負うMTLを造り、そこの社長に就き、森本興業は浪川に任せた。今は会長という肩書きになっているが、実質は何もしていない。
森本会長の下には『禁断の館』というSMクラブもある。MTLはそこに所属するスレイブを調教する役目も持っていて、さらにそこで撮影した動画をサーバーに保有し、特別な会員に有料で公開もしていた。これらをまとめて、最近では森本グループと総称していた。
浪川は会長の森本に、奈美子のこれからを訊ねたのだ。
｢おまえはどうしたい｣
｢森本興業専属の奴隷として、県警に送り込みたいのですが｣
｢そこまでには、一寸時間がかかるが、それも面白いな。やってみるか。郷山先生、診断書を書いて、警視をしばらく休暇にできるか｣
｢ひと月くらいなら｣
郷山の病院に入院して、奴隷として必要な処置を受けた後県警に戻し、その業務の合間にMTLで調教を受けて、完璧な奴隷にすることにした。その為には県警の組織をいじらなければならない。
そんな打ち合わせで、奈美子は森本興業の専属奴隷にされることになり、奈美子の管理は浪川に任せられた。
そんなこととも知らず、彼女は風呂上がりの裸身を、一室に敷かれた布団に潜り込ませて、ぐっすりと寝ていた。
奈美子が目を覚ました時には、もう夕刻になっていた。若い男がアルミの盆に夕食を載せて運んできた。
｢社長が食べておくようにと｣
そう言うと部屋を出て行った。奈美子は相変わらず一糸まとわぬ裸だったが、独りだったので障子の閉まっている廊下に背を向けて、出された和食を食べ、ペットボトルの水分をとった。
さっきの若い男が来て盆を下げた。
その後も独りで置き去りにされていた。裸なので逃げ出せない。本当に逃げようと思えば、シーツを躰に巻き付けてでも出来るのだが、彼女は全くその気が起きず、ただひたすら待った。と言ってもそれほど時間が経ったわけでは無く、作務衣に着替えた浪川が障子を開けて入ってきた。障子はそのまま開け放されて、廊下の先に夕暮れの日本庭園が広がっていた。
マットレスの上に敷かれた布団に正座して、奈美子は彼を迎えた。
｢どうだ、疲れはとれたか｣
｢はい｣
｢いま、森本社長たちと打ち合わせして、おまえは森本興業の奴隷になって貰うことにした。うちに所属する奴隷と言うことだ。と言っても必要なときに仕事をしてくれれば良いし、自分から希望しで誰かとプレイをしてもいい。普段は県警に勤務して貰う。だが長沼や久我山それに加川なんかが居ては困るだろう。そこの所は森本会長が統括する森本グループで、おまえが出勤できるようになるまでには始末しておく｣
奈美子には浪川の話が半分も理解できなかったが、マゾ奴隷に堕とされることは分かった。MTLでの痴態を動画に収められてしまっていては逃げることも出来ないし、それ以上に自分の躯がそれを求めていることを自覚してしまっていた。
｢ま、お互いに悪い話じゃ無い。今夜ではここに泊まって、あした郷山先生の病院に行く予定だ。県警には先生が診断書を添えて休暇届を出したくれる。郷山先生は県警の嘱託医もやっているから問題ない｣
｢はい、よろしくお願いします｣
奈美子は浪川に頭を下げた。
浪川は立ち上がると、部屋の片隅に置いてある木製のチェストの前に行った。
｢この部屋にも最低限の物は準備してあるんだ｣
と言いながら、縄の束をいくつか抱えてきた。
｢さあこっちへおいで｣
布団の上に胡座をかくと、奈美子を抱き寄せた。奈美子も浪川のなすがままに、彼の胸に身を寄せた。
浪川は横抱きにすると、仰向いた奈美子の唇に自分の口を寄せた。奈美子も逆らわずに浪川の口づけを受け入れる。しっかりと抱きしめられて、彼女は目を閉じると、小さく口を開いて浪川が差し入れてくる舌を受け入れた。
｢ハァ｣
かすかに吐息に似たような声が漏れて、奈美子も浪川の背を抱くと、強く口を押し付けた。
浪川は積極的な奈美子に一寸戸惑ったが、その後はむさぼるように、舌を絡ませて奈美子と深い口づけを続けた。
｢ご主人様、縛って下さい｣
息が詰まりそうになり、同時に唇が離れた時、奈美子自身も予想もしなかった言葉が漏れた。
｢縄が欲しいか、よし縛ってやろう。そしてじっくりと愛してあげるぞ｣
｢うれしい…………｣
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