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熟女人妻奴隷調教 第42回

「お待たせしました、鈴木様。こちらがゲストの加藤様ですね」
「谷口さん、またお世話になるよ」
「では早速」
鈴木と加藤は谷口に導かれて、迎えの車のリアシートに収まった。
車はしばらく江洲市の市街地を走った後、細い山道に入っていった。江洲県の県会議員である鈴木はその道が隣の恵夢市に通じる旧道であることを知っているが、神奈川県に住んでいる加藤は、もうどこを走っているか分からなかった。

加藤は中央官庁を退官し、次の天下り先に転職する冷却期間で、大手の保険会社の非常勤顧問という閑職についている。部屋はあるが几帳面に出社する必要はなかった。
鈴木とは、勉強会と称する地方議員と中央官庁との懇親会で知り合い、その後ふとした機会に、同好の士だと分かり親交を深めていた。加藤が退官して時間が自由になったのを機に、鈴木に『禁断の館』へ誘われて江洲市にやって来た。

細いながら舗装した道が、江洲市の郊外の森林の中に伸びていた。そしてその行き止まりに、忽然と豪華な西洋館が現れた。そこが『禁断の館』だった。
車寄せで降り、ロビーへ入る。
「お部屋はS203号です。直ぐに始めますか」
「風呂に入って、ちょっと休んだら始めたい。ともかく首を長くして待っていたし、加藤さんは初めての経験だから」
「かしこまりました。プレイルームは「鳳仙花」を用意しましたので、準備ができたらおいで下さい。鈴木さまは何回もいらっしゃっているので、ご案内には参りません」
「それでいい。じゃあよろしく」

勝手が分かっている鈴木は2階へ上がると、廊下を進みS203のプレートのドアに、カードをかざした。カードリーダーのランプが赤から緑に変わった。
「加藤さんは私のゲストになっているので、私のカードに登録されています。いつも私と一緒に動いてください。そうしないと、警報装置に引っかかりますから」
「今日は我々だけなのか」
「それは分かりません。でも他にいても今まで出会ったことは無いですね。上手にコントロールしているのでしょう。それだけ、常に見張られていることは覚悟の上で」
「一度足を踏み入れたら、個人情報が完全に握られるな」
「逆に、『禁断の館』の情報もしっかり掴んでいますよ。その内にからくりがはっきりしますが、加藤さんも安心していて下さい」

プレイルーム「鳳仙花」は地下1階にあった。入浴後、部屋に備え付けの作務衣に着替えた二人は「鳳仙花」に来た。そこに入ったとたんに加藤は目を見張った。壁は石積みを模していて、不気味な雰囲気を醸し出していた。かなり大きな部屋で天井も高い。部屋の中には、加藤が知識としては知っている責め具や、全く何に使うか分からない道具が色々と置かれているし、天井からは数本のチェンブロックの鎖が垂れ下がっている。天井は壁とは異なり、金属の格子が組まれていて、舞台の照明のようなライトが幾つも取り付けられていて、今は部屋全体を照らしていた。
「ここでビデオの撮影なんかもするらしいので」
「ほーこれなら存分に楽しめるな」
「とりあえずこっちに腰を降ろして下さい。この部屋を開けたことが分かったので、直ぐにスレイブが来ますよ。今日リクエストしたスレイブは、大きな会社の社長夫人なんです。かなりマゾ性は高いのですが、住んでいるのが九州とのことなので、頻繁に会うのは難しいのですが。前にプレイをしてすっかり意気投合したので、加藤さんにも気に入ってもらえると思いますよ」
片隅のソファに腰を下ろして鈴木が説明をしている間にドアが開いた。
「お待たせしました」
と言う声と共に、スレイブが二人入って来た。その後にスタッフが付いてきた。
「おお、石田さんが担当してくれるのか。よろしく。だが、お願いしたのは小夜子だけだが」
「ええ、もう一人は今日ここに送られてきた新人の美穂で、今日は見習いと言うことで」
二人のスレイブは、共にノースリーブのワンピースをまとい、後手にしっかりと縛りあげられて、うつむいていた。
「そうか、じゃあ小夜子はこっちへ来い」
立ち上がった鈴木の所へ、小夜子が近づいた。
「美穂はこの柱に縛り付けて、鈴木様と加藤様の調教をじっくり見させましょう。途中から美穂を責めても構いません。加藤様、美穂を縛り付けてみませんか」
「そうか、やってみるか」
石田が道具置き場になっている棚から、麻縄の束を一抱え持ってきて、床にばさりと置いた。
「そうだ、加藤さんに話して置こう。石田さんはここの縛師兼調教師で、我々素人の指導と手伝いをしてくれる。難しいことは頼むと良いですよ」
「よろしく頼む」

早速加藤は、この部屋の所々に立っている角材の柱に、石田と共に美穂を縛り付け始めた。美穂は縄をまとったことで、もう被虐の世界に入ったかのように、うつむいたまま、二人のなすがままにされていた。

一方、鈴木は小夜子を抱きかかえると、やみくもの口を合わせようとした。
「いやっ!」
小さく、だが鋭く声を出すと、さっと首を背けた。
「なんだ、逆らうのか」
小夜子の態度は、部屋に入って来た時のしおらしさとは打って変わって、反抗的になっていた。
鈴木は、小夜子を縛り上げている縄に、背後で縄をつないだ。
「やっぱりお仕置きをしないと駄目か。いつまでも進歩がないな」
背後でつないだ縄を引っ張って、部屋のほぼ中央に立っている門型柱の方に連れて行こうとした。しかし、素直に動かない。
鈴木は平手でピシャリと小夜子の尻を叩いた。
「あっ!」
続けて尻をたたかれながら、小夜子は渋々と門型柱の下まで歩いて行った。






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テーマ : SM小説
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1.縄に堕ちて
2.熟女人妻奴隷調教
3.禁断の館第1話未経験の女
4.禁断の館第2話未亡人再調教
5.淫狼の生贄
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