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熟女人妻奴隷調教 第33回

「どうしたんだ、そんなに慌てて」
「吉本警視がMTLが仕込んだウィルスに気付いたようなんです」
「しかし、そう簡単には分からないように仕込んでいるんだろう」
「コードまでたどって調べていますから」
「しょうがないな、ともかくこれ以上首を突っ込ませないようにすることだ」
「それから大原の方ですが、警視が警察庁へ問い合わせをしていたようですから、何か掴んでいるかもしれません」
「警察庁だと。警視庁の間違いじゃないか」
「いえ警察庁です」
「大原と言うのは、SSDの下請けをやっていたんだろう、それと警察庁がどうつながっているんだ」
「私にはそこの所はよく分からないのですが。社長の森本も、私の所に、たかが下っ端のSE一人で何が出来るかと言ってはきているのですが」
「しょうがないな、吉本警視を仕事から切り離して、これ以上首を突っ込まないようにするんだ」

その後加川警部補は副本部長室から何本か電話を掛けた後、また吉本奈美子の居る情報管理部へ戻った。
「どうでした」
加川の戻るのを待っていたかのように、奈美子が声を掛けた。画面には相変わらず加川には理解できないような数字とアルファベットの羅列が映し出されている。
「本部の方では何も変わりはないと言ってます。それで、副本部長に話したら警視から直接お話を聞きたいとのことで、直ぐにおいで頂きたいと」
「そうね、県警の情報がリークしているかも知れないわ。副本部長に直々に話して指示を頂いた方がいいかもしれないわね」
「警視には何か分かってきたのですか」
「それは‥‥‥そうそう、この間捜索願が出された大原さんについては、何か中央署はやっているの」
「大の男が一人消えたくらいじゃ、何もやってないんじゃないですか」
「そうね、それならそっちはいいわ」

奈美子はぴったりとしたTシャツの上に黒の夏の上着を着ると加川と一緒に部屋を出た。これまたぴたりと下半身を包むパンツルックが、32歳のはち切れるような太腿と、それに続くほっそりとした脚を際立させていた。
眩しそうに加川の目がそこに流れるのは仕方がない。

奈美子は長沼の部屋の応接セットで、彼と向かい合って座っていた。加川がその脇に座っている。
その後、長沼の秘書が三人にお茶を配った。奈美子は知らなかったが、その秘書は大原の連絡係だった野中彩香だった。長沼とMTLの関係なら、臨時職員としてそばに置いておくことも出来るだろう。彩香はお茶を配ると、軽く礼をして出ていった。

「県警のシステムに何か不都合な部分があるとのことだが」
「ええ、どうやら外部からウィルスが仕込まれてしまったようなのです」
「ここのシステムの運用はSSDに委託しているので、そちらに尋ねたのだが、SSDはMTLに業務を再委託しているとのことだ」
「その再委託を県警は許可しているのですか」
「MTLについてもしっかりした所だし、SSDの会長だった者が創業した所なので問題はない。今までも何も起きていないが」
「そうですか。しかし、一度MTLを調べさせて貰いたいのですが」
「ああ、いいだろう。幸いMTLの森本社長とは昵懇の間柄なので、直接森本君に連絡をしておこう。30分後に加川君と一緒に行ってくれ。詳しいことは加川君が承知しているから」
県警のシステムの運用を、外部に委託しているなどとはおかしな話だったが、ここで副本部長を問い詰めても何も出てこないと思い、奈美子はMTL、さらにはその上のSSDを直接調べてみることにした。加川も付いてきてくれるので、話は分かるだろうと思った。

30分と長沼は言っていたが、15分位で秘書から直接駐車場に来て欲しいと連絡があった。
加川と一緒に降りていくと、駐車場には黒塗りのミニバンで秘書が待っていた。
「副本部長から、私が運転していくようにとの指示でしたので」
「そうか、よろしく頼む」
奈美子には、この車が署のものかどうかも分からなかったが、加川が承知しているようなので、リアシートに加川と並んで座った。
秘書が運転席に座り、駐車場から走り出た。
江洲市について詳しく知らない奈美子は、車がどこをどう走っているのか分からない。いずれにせよMTLへ行くのは分かっているので、ゆったりと外を見ていた。しかし、その内耐えられない睡魔に襲われて、ぐっすり寝落ちてしまった。彩香が副本部長室で配ったお茶に、睡眠剤を入れていたとは、さすがの奈美子も気付かなかった。
「眠ったよ。警視は警察大学校の術科でも優秀だったようなので、着くまで眠らせておくのが一番だ」
「はい‥‥‥」
彩香はちょっと複雑な思いなのか、小さな声で返事をした。

奈美子は深い沼の底から浮かび上がったような重たい頭で目覚めた。車の中で眠ってしまったらしいが、目が覚めても目の前は真っ暗だった。
それだけではない。両腕が背後で一つに縛られている。縄で胸が締め付けられている。さらにどこかに吊られているらしい。足は床に着いているが、靴も脱がされている。
「これは何なの!」
身もだえしながら叫んだ。





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2.熟女人妻奴隷調教
3.禁断の館第1話未経験の女
4.禁断の館第2話未亡人再調教
5.淫狼の生贄
6.淫虐調教別荘
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