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熟女人妻奴隷調教 第2回

彩香が縛り付けられたパイプはかなり重い。大の字に縛りつけられた女の力では動かすことが出来ず、彩香は仰向けに躰を延ばしたままだった。腹部が凹み、恥丘がくっきりと盛り上がっている。
「野中さん‥‥‥」
美穂の呼びかけた声で、彩香は顔だけ動かすと、美穂の方へ視線をめぐらせた。
「奥様、すみません。ドアを開けてもらうために囮にされてしまって」
彩香もこの得体のしれない男たちに利用されただけらしい。もともと彩香はSSDのシステム開発部に所属するSEのはずである。美穂は夫の春樹からそう紹介を受けていた。その彩香がどうしてこんな目に会っているのか、それと唯々諾々と囮になって美穂を誘拐する手引きをしたのか、美穂には全く見当が付かない。

「会長、女が気が付いたようです」
美穂と彩香が寝かされている床より一段高い所に、数人の男たちがいた。そこは絨毯が敷かれ、応接セットの様なテーブルやゆったりした椅子が数脚置かれている。奥の方には酒のキャビネットまであるようだ。
美穂と彩香のいるフロアーは、天井から煌々と照らされているが、男たちのいる所はそれよりかなり暗い。その為、美穂にははっきりした様子は分からなかった。
「そのようだな、奥さん、私がSSDの裏の会長の山際だ、奥さんに用があって来てもらった」
ゆったりした椅子にでんと座っている男が口を開いた。いかにも経営者と言うタイプのでっぷりとした男だ。

「会長さん?」
「SSDからは手を引いているが、一応会長と呼ばれている。SSDを今の社長と創業したが、意見が合わなくて、この森本組長、いや今じゃモリモト何とかと言う会社の社長だったな、その森本社長と組んで、会社を始めたんだが。もちろん何人かんのSSDの社員にも手伝って貰っている。しかし、仕事の性質から、大部分はフリーランスがこなしている」
夫からはSSDの会長などの話は聞いたことは無い。もっとも正規の社員ではない夫は、会社の詳しいことは知らないだろうし、知っていても仕事のことは話すことは無い。何といってもシステム開発は秘密が多いし、特に夫のやっているようなものは、社員にはやらせられない特殊なシステムのようだ。

山際の声で完全に意識を取り戻した美穂は、上半身を起して床に横座りになる。まだ脚には力が入らず、そこまでがやっとである。
「私に仕事の話をしても何もわかりません。それより家へ帰してください。それに、野中さんも」
「そうはいかないんだな」
会長の脇にはいかにも体を鍛えぬいたという、Tシャツの下に筋肉が盛り上がっているのがよく分かる男が立っていた。それが森本だろう。
「えっ?」
「あんたの亭主のやってた仕事は、うち、つまりモリモト・トラスト略してMTLが、ある外国から頼まれたものなんだ。そのシステムで、完全な裏切りをやった。簡単に言うと、あんたの亭主が消えちゃったんで、新しいシステムが起動しないんだ。なんたって、相手は外国の闇社会の大物だからな、こっちもやばいことになる」
「そんなことを言われても‥‥‥」
「まあ、奥さんにご主人の居るところは分からないだろうし、システムの内容も分からないだろう。MTLもやはりコンピュータの会社もやっているが、開発したシステムを使って闇の取引と運用をやっている。その他にも、色々と商売をやっている。ご主人が見つかるまで、その商売の一つで奥さんに稼いでもらおうというんだ。そうすりゃ相手も宥めておけるだろう」
「‥‥‥」
「そんな長い事じゃないさ。うちの組織で探しゃ、あんたの亭主の様な素人はすぐに見つかるさ」

「何をさせるんです?」
森本には、美穂をさらいに来た男たちと同じ雰囲気を感じる。堅気の男ではないのであろう。
「そっちのSSDの女で見本を見せてやろう。SSDのシステム開発部のSEだと言っても、今じゃここの商品の一人だからな」
「いや、大原さんの奥様の前では、許してください」
「そうはいかないんだ、奥さんに覚悟を決めてもらうのには、それが一番だからな。吉沢、奥さんを奥に括り付けとけ」

今いる所はコンクリートの箱のような部屋である。窓もない。
美穂と彩香の寝かされている所だけが、天井から煌々と明るく照らし出され、一段高くなっている会長と呼ばれる山際たちの所は、それよりかなり暗い。美穂からは何人の男がいるのかもはっきりわからない。
その反対側は、美穂たちのいる床より更に一段低くなって、モルタルが剥き出しになっている。まだ脚がしっかりしない美穂は、彼女をさらってきた森本の部下らしい男二人に両脇を持ち上げられる。脚にはまだ力が入らないため、殆ど抵抗も出来ず、そのモルタル造りの所へずるずると引きずられてしまった。

あっと言う間に両手首を麻縄で一つに括られると、さらにその奥にある鉄格子に両腕を上げて吊られてしまった。鉄格子の奥は暗くてよく分からないが、どうやら檻になっているらしい。その鉄格子の横桟に縄尻を掛けられて引かれると、両腕を吊られたようになり、それだけで美穂は身動きが出来なくなってしまった。
足はモルタルの床に着いているし、徐々に脚にも力が戻ってきたので、宙に吊り上げられているような苦痛は無いが、手首を頭上で括られて立っている。それだけの事で美穂は全くの無防備になってしまった。

「さて、彩香をいたぶってやるか」
「お願いです。今日はやめて。大原さんの奥様の前では」
彩香は同じ懇願を繰り返す。
「言うことを聞かないとどうなるか、奥さんに見せて覚悟を決めてもらうのが目的だからな。そうは言ってもお前じゃ、ご褒美になっちゃうけど」
森本と会長はうなずき合うと、さらに暗がりにいた男たちに声をかけた。
「やれ」

彩香の寝かされているフロアーの明るさで、山際会長たちのいる所はほとんど見えない。その薄暗がりの中から、黒いTシャツとジーパンの男が二人現れた。一人はまだ二十代位の若さで、もう一人はそれよりかなり年上に見える。さらに肩にプロ仕様のビデオカメラを担いだ男が、素裸の彩香を狙っている。
若い方の一人が壁にかけてある鎖を外した。

鎖同士がぶつかるガシャガシャと言う音で、美穂は改めて部屋の中を見た。コンクリートの箱のような部屋だということは分かっていたが、その天井は鉄骨の梁が剥き出しになっている。
部屋の中には低い背の無いベンチのような台があったり、婦人科の診察台によく似た椅子があったり、その他どのように使うのか分からないが、不気味な道具などが、バラバラに置かれている。
壁の一面を全て使って棚が作られ、麻縄やら革枷、その他得体の知れない道具類などが置かれているが、もちろん美穂にはそれがどう使われるのかもわからない。辛うじて、麻縄が女の自由を奪うためのものだということが、自分の手首を縛られて分かった程度だ。
その向かい側の壁には、幾つもの金属製のリングが打ち込まれてぶら下がっている。それも床に近い低い所から、手を伸ばしても届かないくらい高い所まで無秩序である。

男が壁から外した鎖を手繰ると、天井でガラガラという音がする。見上げると梁にチェンブロックがぶら下がり、そこから先端にフックの付いた鎖が降りてくる。
男が手繰る鎖の輪が擦れあって、ガラガラ鳴る音が不気味に部屋の中に響く。徐々に降りてきたフックがやがて床に届くと、彩香の足を繋ぎとめているパイプの中央部にあるリングに引っかけられた。一度フックに掛けると、ばねで動くストッパーがフックの開口部を塞ぎ、リングが外れなくなる。
再度男が鎖を手繰り始める。今度は前と逆にフックが上がり始めた。それにつれて、フックに掛けられたパイプも上に引き上げられる。
そして当然であるが、パイプの両端に繋がれた彩香の足も、上に持ち上がってゆく。
手繰られる不気味な鎖の音が、部屋の中に響き続けた。

テーマ : SM
ジャンル : アダルト

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2.熟女人妻奴隷調教
3.禁断の館第1話未経験の女
4.禁断の館第2話未亡人再調教
5.淫狼の生贄
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