縄に堕ちて第24回:女囚プレイ(1)
朝食を食べてしばらく経った頃、野坂が妙子に話しかけた。
「もうあらかたの調教は済んだようだ。これからはその仕上げで、女囚プレイで楽しもう。お前は女盗賊で、越後屋から数千両の金を盗み出した。お前だけが捕縛され、金は出てこないし、頭や仲間の行方も分からない。こんなシチュエーションで、お前にこれから役人の俺が白状させようという筋書きなんだ」
女盗賊が役人に自白を迫られ拷問される。どんな責めが待っているか‥‥‥。苦痛もあるかも知れない、あるいはめくるめくような愉悦を与えて貰えるかも知れない。それは、ご主人様の胸三寸だが、妙子は完全に野坂を信頼していた。
その提案に妙子の躯が、もう疼き始めてくるようだった。
「ええ、お願いします。たっぷり責めて下さい」
「よし、これから吟味蔵へ連れていき、白状するまで躰に訊くことにしよう。この後は、お前は妙という名だ、いいな」
そんな経緯で、また妙子は牢の中で、全裸の躰に後手に縄を掛けられていた。
この後どんな責めを野坂は考えているのか、丁寧に縄掛けすると、背後で縄止めをした。さらにその縄に別の二つ折りにした縄を繋ぎ、肩から前に回して縦縄も通した。その縄尻を腰に数回回して後ろで縄止めをした。女囚と言う役柄のためか、あるいは妙子の縄に対する反応なのか、そうやって縄を掛けられると、ひとりでに俯いて縄を受けるという風情になってしまっていた。
「今まで優しく訊いてきたが、何も白状しない。女だからといって容赦している訳にもいかない。これから拷問蔵で責め問いに掛ける。さっさと歩くんだ」
野坂が芝居がかって言うと、すでに手に持っていたばら鞭で軽く尻タブを叩いた。
「叩かないでください、お許しを」
鞭に追い立てられるように座敷牢の部屋から出ると、廊下を右回りに回って、庭に面した所を通り、その突き当りを左に曲がった。その先は渡り廊下になっていて、その先に本当に蔵があった。鍵は掛かっていないが、分厚そうな観音開きの戸が閉まっている。野坂はその扉を開いた。
天井近くにある唯一の小さな窓から僅かに光が入り、中は何となく見えるが、はっきりとは分からない。野坂が先に入って明かりを点けた。古臭い造りの蔵には不釣り合いなLEDライトが複数個灯り、蔵全体が煌々と照らし出された。
「あっ!」
妙子は思わず声を漏らしていた。それ程高い蔵では無いが、それでも剥き出しの天井裏はかなり高い。
太い梁も横に3本走っている。それには、各々複数個のチェンブロックがぶら下がっている。角材で門型に組まれた柱もある。その他妙子には見当もつかない不気味な道具類が、あちらこちらに置かれていた。
片方の壁には縄の束や鞭などがすらりと掛けられていて、その先には複数段の棚があり、所狭しと電マやバイブ等々の責め道具が置かれていた。
それを見ただけで、この蔵がいわゆるSMプレイを目的として、改造された所だとわかる。
「入るんだ」
妙子はおずおずと蔵に足を踏み入れた。妙子の背後で分厚い扉が締められる。
「ここでじっくりと問いただしてやる。妙、自白するなら今の内だぞ」
「そんな、何も知りません」
事実何を白状するのか、妙子には分からない。しかし、これはあくまでも女囚をシチュエーションにした芝居なのだからしょうがないだろう。白状することが出来ないのを承知で、SMプレイを楽しむのだと言うことは、妙子も十分承知をしていた。
「じゃぁ、躰に訊くよりしょうがないな。声は外には漏れないし、万一漏れても広い敷地だ。聞いている者は誰もいないから、存分に悲鳴を上げさせてやるぞ」
野坂はチェンブロックの一つがぶら下がっている下に妙子を立たせると、壁に掛かっている縄の束をいくつか持ってきた。その1本を二つ折りにし、躰を括っている縄に背後で絡めると、がっしりと縛り付けた。乳房の上下を締め上げている二筋の縄につながったことになる。さらにもう一本も同じように、細腰を縛り上げている縄に、背後で絡めてしっかりと縄止めをした。
背中の縄をチェンブロックのフックに掛け、さらに腰の縄も掛けた。そして、腰の縄を引くと腰が上に引っ張られて、妙子は前屈みになってしまった。そのため、妙子のふっくらとした尻が突きだされてしまった。
「いい格好だな、何もかも丸出しだ」
「恥ずかしい、そんなこと言わないでください」
自分でも十分わかっていて恥ずかしいことを、口に出して指摘されると、さらに羞恥心が増す。
野坂が壁に掛かっているばら鞭を持ってきた。
「妙、とりあえず頭の居所を喋れば許してやろう。どうだ」
「知りません‥‥‥お許しを」
お約束のように、野坂はばら鞭を振りかぶると、妙子の尻たぶを打ち据えた。
ビシッ!
鋭い音がして、痛みが走る。
「あぅ!」
ぐらりと躰が揺らいで、妙子はチェンブロックに掛けられた縄に吊られてしまった。慌てて態勢を立て直すと、また鞭が炸裂した。
「ヒィ~」
打たれた時は、そこに激痛が走る。しかし、それが引くと躯の中にその打撃が、じわりと広がるような気がした。

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「もうあらかたの調教は済んだようだ。これからはその仕上げで、女囚プレイで楽しもう。お前は女盗賊で、越後屋から数千両の金を盗み出した。お前だけが捕縛され、金は出てこないし、頭や仲間の行方も分からない。こんなシチュエーションで、お前にこれから役人の俺が白状させようという筋書きなんだ」
女盗賊が役人に自白を迫られ拷問される。どんな責めが待っているか‥‥‥。苦痛もあるかも知れない、あるいはめくるめくような愉悦を与えて貰えるかも知れない。それは、ご主人様の胸三寸だが、妙子は完全に野坂を信頼していた。
その提案に妙子の躯が、もう疼き始めてくるようだった。
「ええ、お願いします。たっぷり責めて下さい」
「よし、これから吟味蔵へ連れていき、白状するまで躰に訊くことにしよう。この後は、お前は妙という名だ、いいな」
そんな経緯で、また妙子は牢の中で、全裸の躰に後手に縄を掛けられていた。
この後どんな責めを野坂は考えているのか、丁寧に縄掛けすると、背後で縄止めをした。さらにその縄に別の二つ折りにした縄を繋ぎ、肩から前に回して縦縄も通した。その縄尻を腰に数回回して後ろで縄止めをした。女囚と言う役柄のためか、あるいは妙子の縄に対する反応なのか、そうやって縄を掛けられると、ひとりでに俯いて縄を受けるという風情になってしまっていた。
「今まで優しく訊いてきたが、何も白状しない。女だからといって容赦している訳にもいかない。これから拷問蔵で責め問いに掛ける。さっさと歩くんだ」
野坂が芝居がかって言うと、すでに手に持っていたばら鞭で軽く尻タブを叩いた。
「叩かないでください、お許しを」
鞭に追い立てられるように座敷牢の部屋から出ると、廊下を右回りに回って、庭に面した所を通り、その突き当りを左に曲がった。その先は渡り廊下になっていて、その先に本当に蔵があった。鍵は掛かっていないが、分厚そうな観音開きの戸が閉まっている。野坂はその扉を開いた。
天井近くにある唯一の小さな窓から僅かに光が入り、中は何となく見えるが、はっきりとは分からない。野坂が先に入って明かりを点けた。古臭い造りの蔵には不釣り合いなLEDライトが複数個灯り、蔵全体が煌々と照らし出された。
「あっ!」
妙子は思わず声を漏らしていた。それ程高い蔵では無いが、それでも剥き出しの天井裏はかなり高い。
太い梁も横に3本走っている。それには、各々複数個のチェンブロックがぶら下がっている。角材で門型に組まれた柱もある。その他妙子には見当もつかない不気味な道具類が、あちらこちらに置かれていた。
片方の壁には縄の束や鞭などがすらりと掛けられていて、その先には複数段の棚があり、所狭しと電マやバイブ等々の責め道具が置かれていた。
それを見ただけで、この蔵がいわゆるSMプレイを目的として、改造された所だとわかる。
「入るんだ」
妙子はおずおずと蔵に足を踏み入れた。妙子の背後で分厚い扉が締められる。
「ここでじっくりと問いただしてやる。妙、自白するなら今の内だぞ」
「そんな、何も知りません」
事実何を白状するのか、妙子には分からない。しかし、これはあくまでも女囚をシチュエーションにした芝居なのだからしょうがないだろう。白状することが出来ないのを承知で、SMプレイを楽しむのだと言うことは、妙子も十分承知をしていた。
「じゃぁ、躰に訊くよりしょうがないな。声は外には漏れないし、万一漏れても広い敷地だ。聞いている者は誰もいないから、存分に悲鳴を上げさせてやるぞ」
野坂はチェンブロックの一つがぶら下がっている下に妙子を立たせると、壁に掛かっている縄の束をいくつか持ってきた。その1本を二つ折りにし、躰を括っている縄に背後で絡めると、がっしりと縛り付けた。乳房の上下を締め上げている二筋の縄につながったことになる。さらにもう一本も同じように、細腰を縛り上げている縄に、背後で絡めてしっかりと縄止めをした。
背中の縄をチェンブロックのフックに掛け、さらに腰の縄も掛けた。そして、腰の縄を引くと腰が上に引っ張られて、妙子は前屈みになってしまった。そのため、妙子のふっくらとした尻が突きだされてしまった。
「いい格好だな、何もかも丸出しだ」
「恥ずかしい、そんなこと言わないでください」
自分でも十分わかっていて恥ずかしいことを、口に出して指摘されると、さらに羞恥心が増す。
野坂が壁に掛かっているばら鞭を持ってきた。
「妙、とりあえず頭の居所を喋れば許してやろう。どうだ」
「知りません‥‥‥お許しを」
お約束のように、野坂はばら鞭を振りかぶると、妙子の尻たぶを打ち据えた。
ビシッ!
鋭い音がして、痛みが走る。
「あぅ!」
ぐらりと躰が揺らいで、妙子はチェンブロックに掛けられた縄に吊られてしまった。慌てて態勢を立て直すと、また鞭が炸裂した。
「ヒィ~」
打たれた時は、そこに激痛が走る。しかし、それが引くと躯の中にその打撃が、じわりと広がるような気がした。

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