縄に堕ちて第11回:調教の始まり(1)
一瞬意識が飛んでしまったようだったが、まだ動いている電マとディルドの刺激で、意識を取り戻した。
「いやぁ~~もう止めてください」
だが、彼は腕組をして眺めているだけだった。
一旦放散されたと思った愉悦の塊が、また妙子の躯の中で成長し始めた。やがてそれは頭の中まで占領して爆発する。一度絶頂を極めたためか、すぐに燃え上がってしまう。
「ヒィィ~~~またぁ~~~ヒ、ヒィィ~~~イクゥゥ、逝っちゃう~~~」
首を振りたて、荒い息をしながら、妙子は躯を突っ張らせていた。
それで終わったかと思ったが、まだ電マとディルドは執拗に妙子を責める。そのうえ、彼が別の電マを持ち、絶頂を極めて、すっかり勃起してしまった肉芽にそっと当てた。
「許して、そこは‥‥‥ああ、ヒィィ~~~、あっ、あつ‥‥‥」
そうでなくても感じやすいところである。二度も絶頂を極めたそれは、完全に充血してしまっている。そこを電マで嬲られたのだからたまらない。
「ヒィィ~~~、あああ~~~ぅぅ‥‥‥だめ、だめぇ、許して」
「いいぞ、思い切って逝って、極楽を味わえ」
「死んじゃう‥‥‥ヒ、ヒ‥‥‥」
激しく呼吸をするだけで、もう声も出ない。それでいながら、躯は燃え上がり白く輝く光にそれが満たされてくる。
「ヒィ~~~」
悲鳴にも似た声を上げて絶頂を曝した後、妙子はとうとう意識を失ってしまった。
妙子が意識を取り戻した時には、柔らかい布団の上に仰向けに寝かされていた。
汗にまみれていたが、ほのかに紅く染まった全裸の躰は、満足した至福に満たされていた。
妙子は一週間後の再会を約して帰宅した。
帰る前に彼が渡してくれた名刺には、瞳湖温泉供給会社の社長の肩書と、野坂貞夫の名前があった。今までメールで交わしていた情報と同じで、彼が誠実にメール交換をしていたことが裏付けられた。
そして、この次は泊まる準備をし、自分の意志で、駅からはタクシーで来るようにと地図を渡された。もし、止めるなら今日だけで別れようとも付け加えられた。それを決心する期間の一週間だった。
つまり約束はしたが、来る来ないは妙子に任されたことになる。
そして妙子が縛られて、責められることで満足できることを確認したので、もし次に来るならば、本格的に調教を始めるとも告げられた。
今回の責めでも十分満たされたが、さらに調教されるとは、どんなことが待っているか、妙子は期待半分、恐ろしさ半分の気持ちだった。
それでも、躰中に記された縄の跡を眺め、綺麗に剃毛された下腹部に触れると、躯が疼いてきてしまう。来週も間違いなく自ら調教を受けに出かけるだろうと、すでに予感していた。
今回は彼と躯をつなぐことは無かったが、最初に会うことを決めた時から続けている避妊薬も、そのまま続けていくことに決めた。
野坂のスマホのメールに、妙子から駅に着いたとの連絡が入った。すでに、来るとの連絡は、昨夜には着信していた。
インターフォンが鳴り、モニターに妙子の顔が映っていた。
「鍵は掛かってないから、入って玄関で待っていてくれ」
野坂は準備を確認すると玄関に急いだ。すでに裸の上に直接茶色の作務衣を着ていた。
玄関に行くと、妙子が三和土にややうつむいて立っていた。長袖の白いブラウスに、くるぶしまであるベージュの長いフレアスカートを身につけている。戻る時の縄の跡を隠そうとしているのかも知れないと、野坂は思った。
「調教を受けることに覚悟を決めたんだな」
「はい、ご主人様」
玄関に入った時には、すでに妙子は野坂に隷従する気持ちに入っていた。
「お前の意志で来たんだ。どんな調教にも耐えて、誰にでも仕えられる奴隷になるんだ」
「はい、ご主人様。どうぞ調教をお願いします」
「よし、上がれ」
妙子はサンダルシューズを脱ぐと、キャリーバッグとハンドバッグを玄関の隅において、野坂の前に立った。
野坂は突然、妙子の背後から片腕の手首を捩じり上げた。
「あっ!」
一声立てたが、妙子は前傾姿勢になり、じっと耐えた。
「奥へ行くんだ」
前回来た時とは反対側に延びる廊下を歩かされた。明るい庭に面した廊下と違って、左右に壁があり、所々に木製の引き戸があった。その一つを開けると、野坂は妙子を突き飛ばすように中に押し込んだ。
その勢いにたたらを踏んで、妙子はその部屋に入った。前回とは全く違う乱暴な扱いに妙子は戸惑っていた。
「この間はテストに来たお客様だったが、これからは調教を受ける奴隷として扱う。そのつもりで従うんだ」
「‥‥‥」
「返事はどうした」
「はい、ご主人様、お願いします」
「よし、両手を後ろに回して、そこに立つんだ」
妙子は言われた通りした。
「うん、そうだ。そのまま動くんじゃないぞ」
野坂は手を伸ばして、ブラウスのボタンを外し始めた。

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「いやぁ~~もう止めてください」
だが、彼は腕組をして眺めているだけだった。
一旦放散されたと思った愉悦の塊が、また妙子の躯の中で成長し始めた。やがてそれは頭の中まで占領して爆発する。一度絶頂を極めたためか、すぐに燃え上がってしまう。
「ヒィィ~~~またぁ~~~ヒ、ヒィィ~~~イクゥゥ、逝っちゃう~~~」
首を振りたて、荒い息をしながら、妙子は躯を突っ張らせていた。
それで終わったかと思ったが、まだ電マとディルドは執拗に妙子を責める。そのうえ、彼が別の電マを持ち、絶頂を極めて、すっかり勃起してしまった肉芽にそっと当てた。
「許して、そこは‥‥‥ああ、ヒィィ~~~、あっ、あつ‥‥‥」
そうでなくても感じやすいところである。二度も絶頂を極めたそれは、完全に充血してしまっている。そこを電マで嬲られたのだからたまらない。
「ヒィィ~~~、あああ~~~ぅぅ‥‥‥だめ、だめぇ、許して」
「いいぞ、思い切って逝って、極楽を味わえ」
「死んじゃう‥‥‥ヒ、ヒ‥‥‥」
激しく呼吸をするだけで、もう声も出ない。それでいながら、躯は燃え上がり白く輝く光にそれが満たされてくる。
「ヒィ~~~」
悲鳴にも似た声を上げて絶頂を曝した後、妙子はとうとう意識を失ってしまった。
妙子が意識を取り戻した時には、柔らかい布団の上に仰向けに寝かされていた。
汗にまみれていたが、ほのかに紅く染まった全裸の躰は、満足した至福に満たされていた。
妙子は一週間後の再会を約して帰宅した。
帰る前に彼が渡してくれた名刺には、瞳湖温泉供給会社の社長の肩書と、野坂貞夫の名前があった。今までメールで交わしていた情報と同じで、彼が誠実にメール交換をしていたことが裏付けられた。
そして、この次は泊まる準備をし、自分の意志で、駅からはタクシーで来るようにと地図を渡された。もし、止めるなら今日だけで別れようとも付け加えられた。それを決心する期間の一週間だった。
つまり約束はしたが、来る来ないは妙子に任されたことになる。
そして妙子が縛られて、責められることで満足できることを確認したので、もし次に来るならば、本格的に調教を始めるとも告げられた。
今回の責めでも十分満たされたが、さらに調教されるとは、どんなことが待っているか、妙子は期待半分、恐ろしさ半分の気持ちだった。
それでも、躰中に記された縄の跡を眺め、綺麗に剃毛された下腹部に触れると、躯が疼いてきてしまう。来週も間違いなく自ら調教を受けに出かけるだろうと、すでに予感していた。
今回は彼と躯をつなぐことは無かったが、最初に会うことを決めた時から続けている避妊薬も、そのまま続けていくことに決めた。
野坂のスマホのメールに、妙子から駅に着いたとの連絡が入った。すでに、来るとの連絡は、昨夜には着信していた。
インターフォンが鳴り、モニターに妙子の顔が映っていた。
「鍵は掛かってないから、入って玄関で待っていてくれ」
野坂は準備を確認すると玄関に急いだ。すでに裸の上に直接茶色の作務衣を着ていた。
玄関に行くと、妙子が三和土にややうつむいて立っていた。長袖の白いブラウスに、くるぶしまであるベージュの長いフレアスカートを身につけている。戻る時の縄の跡を隠そうとしているのかも知れないと、野坂は思った。
「調教を受けることに覚悟を決めたんだな」
「はい、ご主人様」
玄関に入った時には、すでに妙子は野坂に隷従する気持ちに入っていた。
「お前の意志で来たんだ。どんな調教にも耐えて、誰にでも仕えられる奴隷になるんだ」
「はい、ご主人様。どうぞ調教をお願いします」
「よし、上がれ」
妙子はサンダルシューズを脱ぐと、キャリーバッグとハンドバッグを玄関の隅において、野坂の前に立った。
野坂は突然、妙子の背後から片腕の手首を捩じり上げた。
「あっ!」
一声立てたが、妙子は前傾姿勢になり、じっと耐えた。
「奥へ行くんだ」
前回来た時とは反対側に延びる廊下を歩かされた。明るい庭に面した廊下と違って、左右に壁があり、所々に木製の引き戸があった。その一つを開けると、野坂は妙子を突き飛ばすように中に押し込んだ。
その勢いにたたらを踏んで、妙子はその部屋に入った。前回とは全く違う乱暴な扱いに妙子は戸惑っていた。
「この間はテストに来たお客様だったが、これからは調教を受ける奴隷として扱う。そのつもりで従うんだ」
「‥‥‥」
「返事はどうした」
「はい、ご主人様、お願いします」
「よし、両手を後ろに回して、そこに立つんだ」
妙子は言われた通りした。
「うん、そうだ。そのまま動くんじゃないぞ」
野坂は手を伸ばして、ブラウスのボタンを外し始めた。

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