淫虐調教別荘(29) 准教授 恭子(9)
ただ、重苦しくなるだけでなく腸壁が刺激されて、すぐに便意が高まってきた。
「カラヒイ・・・」
<苦しい>と恭子は訴えたが、太いバイトギャグを噛まされているのではっきりした言葉にはならない。
「まだ半分も入っていないじゃないか。そんなことで弱音を吐いていては駄目だ」
液体は休むことなく一定の速度で恭子の体内に流れ込んでくる。
横になっている下腹部が心なし膨らんできた。それより、恭子には中のものを吐き出そうと、大腸が動き始めたのを、耐えることが苦痛になってきた。
断続的に下腹が刺すように痛む。グルグルと腹が鳴っている。
随分長い時間のように感じたが、それほどでもなかったのかもしれない。やっとビニール袋の液体が空になり、最後の液面が、スーッとチューブを下がってきた。
完全に恭子の体内に液体が入ったのを見届けて、修司がノズルを抜く。そのとたん、今送り込まれた液体が逆流しそうになる。それほど大量の浣腸液が恭子の大腸に流れ込んだのだ。
手馴れた様子で、修司が肛門を指で押えると、これまた心得たとばかり、安田が潤滑剤をまぶしてぬるぬるしているアナルプラグを修司の指元にあてがった。
修司が指を離すのと同時に安田がアナルプラグを差し込む。円錐形をしたプラグの先端の細い部分が肛門を押し開いて入り込む。
「アニヲエレテ………アアア~~」
抗議する言葉はバイトギャクに遮られてはっきりしない。それも段々太くなり、肛門括約筋を無理やりアナルプラグが押し開き始めると、高まってくる激痛に言葉も出せなくなってしまった。痛さを耐えるために、恭子は口に噛まされたバイトギャクをグッと噛み締めるよりしょうが無かった。
筋肉が引き千切られるような痛み。だが男達は恭子の躰を押さえ込み、無理やりアナルプラグをこじるようにして押し込んでくる。
「ほらあと少しだ、あんまり腹に力を入れるとかえって痛いぞ。口で息をして、尻の力を抜くんだ」
誰が言っているのか恭子には分からない。
極限まで開かれた肛門を、プラグの一番太い所が通り過ぎた。太い所が過ぎると後はやや細くなって、その先には把手の付いた鍔が付いている。いっぺんにそこまで押し込まれ、恭子の尻は完全に塞がれてしまった。
一番太い部分が躯の中に納まっているので、簡単には抜けなくなり、中から噴き出そうとするものを完全に塞いでしまっていた。
やや細くなったといっても、肛門が開きっぱなしになっていることには変わりない。筋肉を引き裂く激痛は去ったといっても、ズキズキする痛みが無くなったわけでもなかった。
それでも、激痛が去ったために、すっかりまぎれていた下腹部の差すような痛みがまたぶり返してきた。
グググルル………腹の中から浣腸液で刺激された腸の動きが発する音まで聞こえてくる。
「いつまでも寝そべっていないで腰を上げるんだ」
横になって身を縮めて、恥しさと躯の中から押し寄せてくる痛みを伴った便意を堪えている恭子の躰は、男達の手で簡単にゴム引きのマットの上に仰向けにされてしまった。
手首の枷と足首の枷をつながれて、仰向けにされたらどんな格好になっているか、見えなくても恭子にはよく分かる。
夏の温泉場ではあっても、大きく開いた股間に直接触れる空気が、恭子にとっては冷たい。腰に巻きつけられたベルトの左右の金具とマットの両脇の金具を鎖でつながれて、もう右へも左へも動けなくなってしまった。
両腕が膝の外側ならまだ股を合わせることも出来るが、膝の内側なので、自分の腕で股を広げているようなものである。さらに手首が足首につながれているので、腰も持ち上がってしまっていた。
アナルプラグの押し込まれた所が斜め上を向いて、男達の目に曝されている。
湯船から立つ湯気でややぼんやりとはしているが、天井からの灯りが恭子の裸身を余す所なく照らしている。
すでに便意は限界に近かった。差し込む痛みはもう間断なく恭子を襲い、腸は激しく顫動して、その中のものを外へ押し出そうとしている。
「5分以上は我慢するんだな。そうしないと躯の中が綺麗にならない」
苦しむ恭子を楽しむように修司が言った。
「ウウ、ウウウウ」
バイトギャグを噛み締めて、恭子は必死に耐えているが、額には脂汗が浮かび、意識も虚ろになってきていた。
「アナルに慣れていれば自分でプラグを押し出すことも出来るんだが、初めて経験する先生じゃ無理だな。取って下さいと頼めば抜いてやるけど、その後どうなるかは………」
修司が脂汗を浮かべて苦しむ恭子の顔を覗き込む。このままプラグを抜かれたら………
正常な意識があれば、さらに恥しい結果をもたらすことは分かっただろうが、今の恭子はともかく楽になりたかった。
「アフケテ~~~」
バイトギャクに阻まれてはっきりした言葉にはなっていないが、恭子はもう耐えられない。
「そんなに苦しいか。抜いて貰いたいんだな」
「オエガエ・・・」
恭子は不自由な体で頷く。
「よし今抜いてやるぞ、そしたら楽になる」
安田と百谷が恭子の下半身を抑えると、修司がアナルプラグの把手に指を掛けて力いっぱい引き抜いた。しかし、まだ硬い恭子のアナルは、プラグを食い締めたままなかなか抜けてこない。
「すっかり食い込んでるな、よしもう一度」
今度は弾みをつけるように引き抜く。
肛門がいっぺんに広がり、また激痛が恭子を襲った。
「ウウッ!」
恭子は無意識にバイトギャグを噛み締める。激しい痛さは一瞬で、スポンとプラグが抜け去った。

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