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淫狼の生贄 第74回 未亡人再び(6)

軽く指先で撫でられて、怜子はハァ~~とため息のような息を吐く。背骨の上を撫で、その後手のひらを当てて、背中の広がりを味わった。杉森は鞭で痛めつけるより、愛撫するのが好みだ。女の柔らかな、たおやかな肌が、指先や手のひらから心地よさを伝えてくる。だが、そのままでは女を満足させることが出来ないことも、彼は知っていた。あくまでも、前戯の一つである。ましてや普通の女では無い。西片に調教されたマゾ未亡人である。

既に椋田が電マやバイブなどの責め道具を、キャスター付きの台に載せて運んできていた。
「杉森さん、背中を味わっているのもいいが、責めていい声を聞きましょうよ。その為の奴隷だから」
「おお、そうだな」
杉森もハッと気づいたように、台の上の責め道具に目をやった。そして、椋田が手にしている電マと同じだが、それより少し小ぶりの物を手に取った。共に充電タイプだが、女を我慢できない状態に追い上げるのには十分である。
椋田はスイッチを入れると、胸の尖りを責め始めた。杉森は弱に調整して、やはり背中から腰に当てた。

性感帯として知られている所以外に、思いがけないところで感じることがあることを杉森は知っていた。その一つが背中だが、それは背中に杉森が執着していることもある。
自由を奪っていなくても、うつ伏せになった女の背中の広がりから尻の膨らみは、杉森にとっては一番魅力的な所だった。
彼は丹念に背中の感じやすい部分を、弱く調節した電マで刺激していった。
だが、彼の楽しみを長く続けることは出来なかった。椋田が胸の敏感な所を電マで責める刺激が、微妙な背中への責よりも、怜子を狂わせ始めた。
「アアゥッ」
大の字に開かれて全く動けない怜子だったが、胸から送り込まれる耐えられない刺激に、躰を反らせて声を上げていた。
それにつられて杉森も尻の割れ目に電マのヘッドを潜り込ませた。大きく股を開いているので、秘裂と同時にアナルも剥き出しにされていた。杉森はそこに電マを触れさせた。
「ヒィ」
怜子も分かってはいたが、肛門とその周りも感じてしまう。しかし、そこを弱い電マで刺激されても、性感帯を直接虐められるほど快感は湧いてこなかった。うっかりするとくすぐったい。怜子は杉森に責めて欲しいという気持ちが大きくなっていたので、もっと激しくいたぶって欲しくなっていた。

「杉森さん、そこは最初から電マじゃ無理ですよ」
そう言いながら佐渡山が来て、台の上に椋田が用意したアナルゼリーを取り上げた。
「まずこれを塗り込んで滑らかにしないと。アナルは自分じゃ濡れてこないから」
佐渡山は杉森に手本を示すように、露出した肛門に指に絞り出したゼリーを塗った。
「こんな具合にゼリーを置いて、後は指で丹念に伸ばしていってください。ヌルヌルになって指が差し込めるようになったら、中も同じように塗り込んで、滑らかにしてやってください」
「そうか、この女は尻も使えるのか」
「西片さんの愛奴ですよ。当然すでに拡張済みです。よかったら存分に楽しんでください」
言われて杉森は、丁寧に肛門をマッサージし始めた。杉森もビデオなどでアナルセックスを見て、そういうことがあることは知っていた。それがいま目の前で、自分がやろうとしている。そのことで興奮が高まってきていた。

椋田は杉森のアナル責めとは関係なく、胸を責めていた。その刺激に怜子が反応して、息を荒くしていくのを楽しんでいたが、その一方杉森がアナルに執着しそこを攻めようとしているので、その進行に合わせて、それ以上先に進まなかった。
自分の責めに夢中になってしまった杉森は、椋田の動きには気が回らない。丹念にゼリーを塗ると、右の中指にゼリーをのせ、肛門に差し込んでいった。指1本程度だと、何の抵抗もなく呑み込んでいく。言われた通り肛門壁にも、たっぷりとゼリーを塗りたくった。

「怜子なら、これを呑めますよ」
今度は西片自らが、バイブを差し出した。
「こんな太い物を」
「アナルは開発済みです。アナルを使えてこその奴隷ですから。たっぷりゼリーを塗って突っ込んで悦ばせてやって下さい」
「尻の穴で悦ぶのか」
「まあやってみてください」
杉森は言われたとおり、受け取ったバイブにゼリーを塗って、怜子の肛門に差し込もうとした。
菊の花のように皺を寄せて窄まっている肛門に押し当てても、そんな太い物を呑み込んでいく訳はない。それは杉森にも分かった。そこで指を2本押し込み、それを開いて肛門を開こうとした。だが、そう簡単にはいかない。2本の指を差し込んだまま肛門壁をマッサージするように動かした。
「ああぅ~」
肛門壁で感じたのか怜子が呻く。しばらくそれを続けてから指を抜くと、僅かに肛門が開いた。直ぐに締まっていきそうだったので、杉森は慌ててバイブの頭をそこに押し込んだ。

「そうですよ、これからは押したり引いたりして、押し込んでいくのです」
佐渡山が声を掛けた。
言われたとおり押したり引いたりして、一寸刻みに挿入していく。初めは無理かと思った穴が、バイブの先端が差し込める程度まで広がってきた。
やがて、亀頭を模した先端が怜子の腹の中に入っていった。
「アッゥ」
肛門を通って先端が大腸にまで入ると、後は最初に比べると楽だった。それでも苦労をしながら押し込んでいき、やっと根元まで含ませることが出来た。

「杉森さん出来たな。これからスイッチを入れて振動を加えるんだ。振動させたままなぶってやると感じ始めるぞ」
初めてアナルを攻める杉森に声を掛けると、椋田までが手を止めて見はじめていた。
杉森とて動画などでは見ているので、この先どうするのかは知っているが、皺がすっかり伸びてバイブを呑み込んだ肛門に驚きを感じていた。
実際にはこんな風になるのか………よし、これからが本番だとばかりに、バイブのスイッチを入れた。バイブが振動する。
「ああ、だめぇ~~~」
その途端怜子が悲鳴をあげた。





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テーマ : SM小説
ジャンル : アダルト

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1.縄に堕ちて
2.熟女人妻奴隷調教
3.禁断の館第1話未経験の女
4.禁断の館第2話未亡人再調教
5.淫狼の生贄
6.淫虐調教別荘
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