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淫狼の生贄 第72回 未亡人再び(4)

布川が怜子の縄目をもう一度チェックする。そして吊り下げている縄を握ると、西片に声を掛けた。
「じゃあ西片さん、ゆっくり巻き上げて」
西片がチェンブロックのリモコンの巻き上げボタンをチョンチョンと押した。フックがちょっと上がる。それに応じて、怜子の爪先が床の上を滑る様に動き、床から少し離れた。爪先が床を探るように動くが、たとえ僅かでも床から離れてしまうと、もう足は浮いてしまう。

「ウゥッ!」
自分の体重が全て縄に掛かる。一段ときつく縄目が肌に食い込んでくる。さらに胸を括っている縄が胸を締め付け息も苦しくなる。だが、怜子にとっては充分に耐えることが出来る程度だった。それより、その拘束感が気持ちよかった。
布川が様子を確認した。
「大丈夫だ、この位の吊り耐えられなきゃ駄目だぞ」
念を押されるまでもなかった。
足先が床から20センチ程度上がっただけである。しかし、縄が食い込み、締め付けてくるのは、吊り上げられた高さではなく、足で躰を支えられないことが原因である。そんなことは誰もが知っている。布川が言った“この位の吊り”という言葉は、単なる言葉の綾であろう。

脚を伸ばしていると、自然と股が割れてくる。怜子は片脚を曲げて、もう片方の脚に寄せ、股間を隠そうとしていた。
「じゃあ、お客さんにお願いしましょう。椋田さんは経験があるのでバラ鞭を、杉森さんは続けてパドルで」
安本が手に持っていたバラ鞭を椋田に渡した。
「これを噛んでろ。しっかり耐えて、お客さんから鞭を頂くのだぞ」
そう言いながら、佐渡山がバイトギャグを怜子に噛ませた。ほとんど無いことだが、足が踏ん張れないので、打たれたときに舌を噛む恐れがある。

「よしいくぞ」
ゆらゆら揺れている怜子の尻タブに、椋田がバラ鞭を振るった。バシッと小気味のいい音がし、怜子の躰が揺れた。それが揺り返してくるのに合わせて、杉森が同じ所をパドルで叩きつけた。
「ううっ!」
ギャグを噛み締めても声は漏れる。ただうめき声だけで、怜子は悲鳴を上げることはなかった。

椋田が怜子の前に回り、下腹部から腰を狙う。杉森は尻の膨らみから腰のあたりを狙った。
鞭の衝撃と、それを耐えようとする怜子の身悶えで彼女の躰が揺れ動く。
二人の男はそれに合わせるように次々と鞭を振るった。
杉森も段々勝手が分かってきた。怜子の躰の動きを冷静に見ながら、狙ったところに打撃を与えることが出来るようになった。
二人で調子を合わせながらということはない。二人共女を鞭打ちいたぶれる機会に夢中になって、自分一人で食らわせているような気持ちになってしまっていた。
間が開くこともあるが、ほとんど立て続けに鞭が降ってくる。
やがて躰の前も後ろも、紅く染まってしまった。肌が裂けることはないが、バラ鞭の当たったところは、一部ミミズ腫れになっていた。
いつの間にか、怜子はだらりと脚を伸ばして吊り下がっていた。その太腿もピンクに染まっている。

怜子は一つ一つの痛みを区別できなくなっていた。躯中に痛みが染みこみ、溢れんばかりになっていた。息も荒くなり、そろそろ耐えられなくなりそうだった。
<アァァ、気持ちいい。もう少し………お願い、あと少しで>
激しい呼吸と共に、バイトギャグを噛み締めながら出る声は、鞭の痛みを耐える声ではなく、切羽詰まった喘ぎ声である。
しかし、椋田も杉森もそんなことは知らない。吊られた躰を捩るようにして、声を溢れさせる女体にさらに鞭を振るう。
「ウウウゥ~~ウウ~」

杉森の目の前で、怜子の股が大きく割れた。無毛の秘所が露わになる。思わずそこをパドルで強く攻撃していた。
「ぐぅっ!」
その攻撃が、杉森が意図した訳ではなかったが、偶然一番敏感な肉芽を責めてしまった。さすがの怜子もそれには耐えられない。痛みと共に躯を貫く稲妻の様な快感が走った。
「むむぅ~~~」
吊られた躯を一瞬突っ張らせると、その後ガクガクを揺らせて、自分の世界に堕ちてしまった。

「逝ったようだな」
西片の言葉に、杉森は信じられなかった。自分たちの鞭で危害を与えてしまったのかと心配していた。
「大丈夫なのか」
「怜子は、鞭なんかの苦痛で逝くんですよ。いま究極の絶頂感に浸っているのでしょう」
躯の痙攣が治まると、息は荒いままだが、躰はぐったりと力が抜け、縄にぶら下がってしまっていた。両脚もだらりと伸びたままで、全く力が入っていない。開いたままで、割れ目を曝していた。

「ああっ………」
恍惚感に浸ったまま、再び体を震わせた。そしてさらに深く絶頂感に浸ってしまった。
もう自分でコントロールできない。突然開いた股間から失禁してしまった。
男たちはそれを避けて怜子の周りから離れた。杉森はまるで意識がないように、ぐったりと後ろ手縛りで吊されて、無防備に股間から尿を迸らせ続けている怜子を、食い入るように見ていた。
熟した女盛りの躰が、無防備で曝してくれた痴態に、ある意味感激をしていた。それと同時に自分の躰も性的な興奮を覚えてきた。





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1.縄に堕ちて
2.熟女人妻奴隷調教
3.禁断の館第1話未経験の女
4.禁断の館第2話未亡人再調教
5.淫狼の生贄
6.淫虐調教別荘
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