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淫狼の生贄 第69回 未亡人再び(1)

怜子は一歩踏み込んだまま立ちすくんでしまった。
「何やってんだ。お客さんがお待ちかねだぞ」
部屋の中から西片が声を掛けた。蛇蝎の会の会場として使われる、ビルの地下である。以前怜子の目の前で弁護士の早紀が責めに遭ったところだった。その後怜子は西片の別荘へ運ばれてそこで調教されたのlだが。
その時に、最初に受けた安本の鞭打ちで逝ってしまい、自分の隠れていた性癖を剥き出しにされてしまった。その後は、何回も西片に調教を受けたが、全てその別荘だった。
このビルの地下には、最初の時の記憶が刻まれている。そのため、また新たな調教が始まるのではと恐れた。だが、その恐れと裏腹に、西片とのプレイだけで無く、新しい調教が待っていて、今まで知らない世界が広がるのではないかという期待も隠れていた。

迎えに行った蛇蝎の会の蒔田と並木に肩を押すようにして、部屋へ押し込まれた。
もうされることは分かっている。怜子は顔を伏せるようにして入ってきた。
「大人しく言うことを聞いたか」
「会長がしっかりと躾けてあるので、それはもう」
「怜子、躯は清めてきたな」
「はい、いつものように」
別荘でのプレイの時は、西片自身が迎えに行き別荘へ連れて行った。別荘で浣腸をするのも面倒だし、西片自身が余り浣腸責めは興味は無かった。そのため、家を出るときには、自分で排泄を済ませておくようにしていた。今度も西片から連絡を受けて、浣腸をして大腸を綺麗にしてきた。
「今日は西片総業にとって大事なお客さんをもてなすんだ。西片の奴隷としてしっかりと務めるんだぞ」
「………」
そうは言われても、怜子には話が見えなかった。だが、ご主人様に命じられたことは逆らえない。そう思うだけでも胸が高鳴ってくる。

「まあいい、お客さんの前で自分で裸になるんだ」
西片の前では、何回も自分で脱いでいた。見つめられながら、一枚一枚脱いでいくだけだ、嗜虐的な気持ちに入っていけた。だが、今日は西片だけでは無い。西片総業の裏稼業である蛇蝎の会のスタッフならまだ耐えられる。しかし、その他にも二人の知らない男がいた。
「どうした、最初の時のようにむしられたいのか」
僅かに左右に首を振ると、ブラウスのボタンに手を掛けた。華道教室の先生をしてはいるが、何時も和服というわけではなく、西片に呼ばれたときは、脱ぎやすさもあって、あっさりした服装だった。今日も特に服装については指示されなかったので、薄いブルーのブラウスと黒いゆったりしたロングのフレアスカートだった。そのブラウスのボタンを、ためらいながら外し始めた。

西片も急がせることもなく、じっと見ていた。その他に、飲み物などが載っているテーブル席に二人の男座っている。一人は江府町の椋田副町長、そしてもう一人は恵寿市の商工会会長の杉森である。椋田は蛇蝎の会の会員にもなっていて、ここにも何回か来ていて、プレイにも参加していた。しかし、杉森は初めてであった。椋田に誘われて一緒に来ていた。その裏には、西片が旧知の椋田を使って、杉森をこの世界に引き込もうとさいう策略が隠れていた。
恵寿市の旧家である杉森は、多くのビルやその他の不動産を持ち、恵寿市では厳然たる力を持っている。ただ、不動産業ではあるが、西片建設のような表だっての営業活動をしているわけでは無く、知る人ぞ知る存在だった。

その杉森が、顔を伏せながら、ブラウスを脱いでいる怜子を食い入るように見つめていた。ほどよく熟れた色気が漂う。杉森も女に関心がないわけではない。あくせく働く必要もないので、遊ぶ方もそれなりにこなしてきた。だが、椋田に聞いた蛇蝎の会のようなものは知らなかった。興味本位で付いてきたが、この場所の雰囲気に呑まれて、怜子が入ってきた時には、夢中になっていた。
ただのショーだけではなく、自分も参加できると聞いていたので、期待に胸がふくらむ。
「恵寿市で茶道教室の先生をやっている女ですよ」
西片が囁いた。
蛇蝎の会の女ではないのか。杉森はますます興味が湧いてきた。

「私が調教して、一応私の奴隷になっているんですが。今日は特に連れ出したのです。杉森さんも気に入ってくれるといいんですが」
「西片総業には、まだ数人の奴隷がいますよ。もちろん蛇蝎の会の奴隷とは別にです」
と椋田が付け加えたところで、怜子がブラウスを脱ぎ去った。その下はブラジャーだけである。西片にそのように躾けられて、彼に会うときは無駄なものを身につけないようにしていた。

「さあ、次だ」
西片に声を掛けられると、怜子はスカートのホックに手を掛けた。ややためらいながらもそれを外し、スカートはスルリと彼女の足下に落ちた。蒔田がそれを取り除く。
両手で股間を隠し、両脚を重ねるように合わせて恥ずかしそうにしている。その姿も杉森には魅力的に映った。
「この女は何で西片さんの奴隷になったんですか。金のためですか」
「金をネタにこの世界に引き込んだんですが、まあ言いがかりの様なもんで。ところが、そこで自分のマゾ性癖に目覚めてしまって。夫と死に別れて寂しかったのか、すっかりこの世界の虜です。今日もたっぷり責め悦ばせてやって下さい。杉森さんが満足してもらうのが第一ですけど」
「ほらブラを取るんだ」
傍に立っている蒔田に声を掛けられて、怜子は後ろに手を回した。ブラのフックを外しながら、後ろ向きになってしまった。
蒔田が平手で尻タブを叩く。
「前を向くんだ」
渋々前を向いて、ブラを外した。だが直ぐに両手で胸を覆ってしまった。
「そんなことをしていないで、最後のものを脱ぐんだ。すっかり脱いでお客さんにお見せしろ」
西片と二人だけならためらうこともなかったが、見知らぬ二人の男の前で、さらし者のようにされるのは恥ずかしかった。しかし、許されないことは十分に承知していた。

胸を覆っていた手を、白いショーツに伸ばすと、ゴムに掛けて引き下ろしていった。最後まで行き、足先から抜き取ると、怜子は堪らなくなったとばかりに、背を丸め身を屈めてしまった。
「チャンと立って、お客様に見て貰え」
蒔田に腕を取られて、強引に立ち上がらされた。さして抗うこともなく、怜子は立ち上がる。しかし片腕で胸を、もう一方の手で股間を隠したままだった。
「手は後ろだ。奴隷は何時もそうするように躾けられているだろう」
怜子は顔を伏せながら、それでも恥ずかしそうに両腕を背後に回した。

怜子の股間が曝された瞬間、杉森はゴクリと唾を飲んだ。ピタリと合わさっているが、デルタ地帯には、成熟した女なら当然あるべき黒い茂みがなく、ツルツルになっていて、一筋の深い溝が股間に切れ込んでいた。





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テーマ : SM小説
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1.縄に堕ちて
2.熟女人妻奴隷調教
3.禁断の館第1話未経験の女
4.禁断の館第2話未亡人再調教
5.淫狼の生贄
6.淫虐調教別荘
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