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淫狼の生贄 第58回 女子大院生再び(2)

森田も諸石も、男としては、それほど背は高くなかった。だが、小柄な美加子の前に立つと、美加子は頭一つ違う。そんな美加子を二人は子供扱いしようとした。
「可愛いお嬢ちゃん、着ている物を脱いで綺麗な裸を見せてね」
そう言いながら、森田が俯いて立っている美加子のワンピースに手を伸ばした。
その気配に美加子はハッとして顔を上げ躰を捻った。
「なにするの!やめて」
美加子の剣幕に、森田は当てが外れたと言うような顔をした。

「そんなにとんがるな。大したことじゃないだろう」
「安本さんには、何もかも見せているんだろう」
そう言われればそうだが、それとこれとは違う。安本には身も心も許している。こんな初めて会った男とは違う。美加子は両腕が使えないが、必死に森田の手を避けた。
「奴隷がご主人様に逆らっちゃ駄目じゃないか」
諸石が後ろから美加子の躰を押さえた。男の強い力で動きを押さえられると、美加子の力では逃げることが出来なくなってしまった。

森田の手が半袖のワンピースのボタンを外し始めた。
「イヤ! やめて、やめて下さい」
押さえつけられてどうしようもなくなってしまったが、それでも美加子は必死である。ただひとつ自由になる足をばたつかせた。その足が、ボタンを外すのに夢中になっていた森田の足を蹴った。それだけではなく、持ち上げた膝が偶然身を屈めた股間にもぶつかった。

「何するんだ、静かにしていろ」
森田がワンピースから手を離すと、ぴしゃりと美加子の頬を平手で打った。
「ヒィ~~」
突然の痛みに美加子は悲鳴を上げた。それでも森田を睨みつけた。
「この足を縛っちゃいましょう。諸石さん、もう暫く押さえていて下さい」
と安本が言って、部屋の片隅に設置されている、責め道具などの小物が置いてある金属製の棚から、縄の束を持ってきた。
その一つを受け取ると、森田が束を解いて縄を伸ばした。そして二つ折りにすると、折った方を美加子の片方の足首に巻き付け始めた。五回ほど緩く巻き付けると、その縄をひとまとめに縛り上げた。こうすることで、過剰にきつく縄が締め付けることがなくなる。

美加子を吊っている梁と床の間には、等間隔に数本の柱が立っている。4寸角の木の柱である。その根元に、森田は縄尻を通し、また引き戻してきた。そして、美加子の足首を縛った縄の二つ折りにしたリング状の所に通して、再び引いた。今度は美加子の足を開こうと引っ張る。リング状の縄を通して引っ張るため、少ない力で足を開くことが出来た。
「あっ、いやぁ」
幾ら力を入れても、美加子の足はずるずると開かれてしまう。
森田が縛っているのと同時に、反対側の足も安本が同じように縛って開いていった。
二人の縄裁きは素早く、縄尻を固定されると、美加子はあっという間に思い切り足を開かれてしまった。

「さて、これでもう何も出来ないだろう」
足を開かれたために、多少の余裕があった手を吊っている縄もピンと伸びてしまい、美加子は人の字型にされ、全く動けなくなってしまった。
「森田さん、どっちみち病院で間に合わせに着せた物なんで、これで切り刻んでもいいですよ」
安本が裁ち鋏に似た大ぶりの鋏を持ってきた。
「そうか、その方が面倒がないな。どっちにしても、縄が邪魔してすんなりと脱がせられないんだから」
森田は鋏を受け取ると、半分ボタンを外した所から、下に向けて切り裂き始めた。

「イヤァ~~やめて、やめて下さい」
美加子には喚くほか何も出来ない。さらに諸石も鋏を持ってきて、ワンピースを切り裂き始めた。そのため、たちまちの内に、ワンピースは襤褸布になって、床の上にばらまかれてしまった。
ブラジャーも切り取られてしまう。
残ったのはフルバックの味も素っ気もない白いパンティだけになった。
「ほんとに地味だな。これも病院で取りあえず穿いてきたのか」
「いや、これだけはその前から穿いていたようですよ。この上に患者衣を着ていたから」
俯いたきり口もきけない美加子に代わって安本が答えた。
軽くうなずくと、森田が両脇を切り開いて、一枚の布にしてしまった。ベロンと開いた裏側を見た森田は、思わずニヤリとした。
「なんだ、このシミは。それに変な臭いもするぞ」
確かにクロッチは薄らと黄色く染まっていた。何日も穿き替えていないような異臭もする。美加子は顔を伏せて、返事も出来なかった。その美加子に代わって安本が答えた。
「病院で替えて貰えなかったらしいですね。そうだな、美加子」
僅かに美加子がうなずく。
「病院もケチだな」
森田がつぶやいて、この話は終わった。

何も身につけずに、美加子は3人の男の前に晒してしまった。
最初に安本に裸にされた時と比べると、全体的に丸みを帯び、躰の線も柔らかくなっていた。腰回りの膨らみも豊かになり、尻もふっくらと盛り上がっている。ただ胸の膨らみは、腕を上に引かれていることもあり、ほんの僅かに盛り上がっている程度だった。

「完全にツルツルだな」
森田は指先で美加子の無毛の下腹部を撫でる。全ての毛根を死滅させてしまったので、剃刀で剃って無毛にした時とは違う。
「あっダメ! やめて」
美加子はその指が、股間にまで伸びるのではないかと危惧して、思わず叫んだ。
「うるさいな、口をふさぎますか」
すでに諸石が猿轡するために、日本手ぬぐいを持って、森田に声を掛けた。
「そうだな、これからは口をきく必要もないだろう」
当然というように、森田は美加子から剥ぎ取ったパンティの汚れたところを表にした。
「口を開けるんだ」
美加子は堅く唇を合わせて、横を向いてしまった。しかし、手慣れた二人には何の役にもたたない。諸石が鼻を摘まむと、呼吸が苦しくなって僅かに開いてしまった口に、切り開かれたパンティの残骸が押し込められてしまった。さらに、その上から日本手ぬぐいの真ん中を縛って作った結び目が押し当てられて、背後で固く結ばれてしまった。もう美加子はパンティを吐き出すことはおろか、言葉も奪われてしまった。
諸石はもう一枚の日本手ぬぐいを折り畳むと、その上から重ねて猿轡を噛ませた。






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テーマ : SM小説
ジャンル : アダルト

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1.縄に堕ちて
2.熟女人妻奴隷調教
3.禁断の館第1話未経験の女
4.禁断の館第2話未亡人再調教
5.淫狼の生贄
6.淫虐調教別荘
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