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淫狼の生贄 第57回 女子大院生再び(1)

城北学園女子大の夏休が終わった。
夏川美加子は院生なので、学部のように夏休みが終わったからと言って、毎日大学に行く必要も無い。しかし、そろそろ修士論文をまとめなければならないため、自主的に研究室にはほぼ毎日顔を出している。
だが院生室の自分の机に座っていても、ボーっとしている時間が長かった。
夏休にあの安本という男に騙されて、強烈な責めで絶頂を味わってしまったことが忘れられず、夏休みの間にも、何回も会っていた。
あの後、安本から連絡があり、安易に会ってしまったが、それは無理ないことだと美加子は自分に言い訳をしていた。あの恥ずかしい記録映像が安本と西片総業側に残っている上、美加子の躯もあの快楽を刻み込まれてしまっていた。その結果、縄の魅力の虜になり、安本の肉体の虜にもなってしまった。
もう、安本から離れられない。縄で縛られて、“奴隷”として扱われても、それすら喜びとなっていた。

そんなある日、安本に斎藤医師の所へ連れられて行かれた。そして、永久脱毛をされ、避妊処置も施された。
さらに、肛門の拡張もされてしまった。SMの世界では、責めとして拡張されることが多いのだが、安本自身で美加子には拡張をせず、医師に任せた。斎藤医師には女を責める趣味は無い。西片などに頼まれて、時折やっているだけである。
美加子についても、淡々と医療行為としてやったので、責められたと言う感覚は彼女には無かった。拡張自体も麻酔をして無痛で安全にやったので、拡張時の痛みも、その後の後遺症も無かった。
斎藤になぜ拡張するのか説明されたが、そんなことが本当に有るのかと、彼女は半信半疑だった。

斎藤医師の所から退院する時には、安本が迎えに来てくれた。てっきり自分のマンションに送って貰えると思ったが、江洲市から離れて隣の江府町の山の中へ入っていってしまった。
「どこへ行くのです」
「お前の退院を祝って、西片総業の会長が自分の別荘を貸してくれたんだ。そこで退院祝いをしようと思ってる。それと、これから我々に力を貸してくれる人にお前を紹介するつもりだ。私の事業のためだ。手を貸してくれるね」
「あなたのお役に立つのなら」
そうは言ったが、美加子には具体的には何も分かっていなかった。

西片の別荘では、以前安本も加わって、未亡人を責めた。その後も何回か来ているので隅から隅まで知っている。決して女を責めることに興味が無いわけではない。しかし、彼は美加子には縄だけで、厳しい責は与えてこなかった。縄で自由を奪い、おもちゃや自分の男根で絶頂に追い上げただけだった。最近は縄で縛られるだけでも、恍惚としてくるので、マゾの素質はあるのだろうと、安本は思っていた。それ以上のサディスティックな行為を手控えていた。それは、これから美加子を“高く売る”ためでもあった。

車から降りた時には、安本の手にはロープが握られていた。
「手を前に揃えるんだ」
「なんで………」
「両手首を縛る。お前は俺の奴隷なんだから。それ相応の格好になって入ってもらう」
「どうしてもですか」
「どうしてもだ」
そう言われて、美加子は両腕を伸ばして安本に差し出した。これで安本が喜んでくれて、彼の役に立つなら。
その両手首に丹念に縄がけされた。そして、縄尻を引かれて山荘風の建物に引き込まれていった。

リビングルームに入ると、二人の男がテーブルを挟んで、ビールを飲んでいた。安本と美加子を見ると二人とも立ち上がった。
「安本さん、待っていたよ」
「その女が安本さんの奴隷なんだな」
「ええ、美加子、夏川美加子です。城北学園女子大の学生、と言っても大学院の修士2年ですが」
「じゃあ、二十歳台の半ばか。それにしては若く見えるな」
「まるで高校生だ。未成年じゃないだろうね」
「そこが良いところですね。成熟してても見かけはJK」
安本は二人と会話しながら、手にしていた縄尻を、リビングルームに一部張り出している2階の梁に埋め込まれている金属製のリングに通して引き絞った。それにつれて、美加子の両手首が上に引かれ、両腕が真っ直ぐに伸びてしまった。安本の手際が良かったため、美加子は知らない男たちの前に、あれよあれよという間に、無防備で立たされてしまった。

「美加子にも紹介しておこう。江洲市の市会議長の森田さん、そして江洲中銀特別顧問の諸石さんだ。お二人とも、江洲市はもちろんのこと、南條鉱業のある江府町でも隠れた力を持っている。これからお前も後ろ盾になって貰え」
「めんどくさい話はやめて、じっくり奴隷を眺めさせて貰おう」

二人の男の絡みつくような視線が美加子を射る。着衣のままでも、着ている物を突き抜けてくるような視線だった。美加子は立たされてから、ずっと俯いて動かずにいたが、その視線に射られて身を揉むように動いた。だがどう動いても、視線はそれを追って絡みついてきた。
しばらく二人はそんな状態で美加子を眺めていた。
「小粒だが、良い躰をしているな」
「ちょっとの間ですっかり熟れてきました。でも、まだ若さはたっぷり、ピチピチですよ。でも奴隷としての調教はほとんどしてなくて、縄の味を多少覚えた程度ですから、たっぷり調教をして下さい」
「そうか、それは楽しみだ」
「しかし、最近の若い女にしては地味な格好だな」
「今日まで入院してたので。病気じゃなくて、調教のための最低限の処置をさせたのですが」
「じゃあそろそろ、その躰を拝ませて貰おうか」
二人の男は、ビールのグラスをテーブルに置くと立ち上がった。






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テーマ : SM小説
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1.縄に堕ちて
2.熟女人妻奴隷調教
3.禁断の館第1話未経験の女
4.禁断の館第2話未亡人再調教
5.淫狼の生贄
6.淫虐調教別荘
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