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淫狼の生贄 第44回 未亡人(10)

「分かったな」
「………」
僅かに怜子がうなずくと、西片は彼女を抱き寄せた。縛り上げられて自由を奪われた身では逆らうことも出来ないし、その気力も無かった。怜子は力を抜いて西片の腕に躰を預けてしまった。
その顔を仰向かせると、片手で支えて西片が唇を寄せてきた。簡単に唇が奪われてしまう。と言うより、自然に合わさったといった方がいい。がっしりとした男の体に抱き締められて、怜子は全てを委ねてしまっていた。
かなりの経験を積み重ねているのであろう。西片の口戯は巧みで、それだけで怜子はうっとりとしてしまいそうだった。
口を吸われて、いつの間にか怜子の舌も西川の舌と絡み合って、執拗にペッティングが続いた。

終わると、西片が着ている物を全て脱ぎ去った。
「そこにひざまずくんだ」
言われなくても怜子は脚がグズグズになって、立っていられない位だった。今のことだけでなく、再三アクメを味合わされてしまって、怜子は躰を撫ぜられただけでも、あるいは鞭を受けても絶頂にいってしまいそうだった。
西片に支えられて、やっとひざまずいたが、上体はふらふらと揺れそうだった。そんな怜子の頭を西片が片手で押さえた。

「口を開けて、これを含むんだ。そして口でいかせろ」
フェラチオを要求されたのだが、怜子にはそんな経験は無かった。
地方とはいえ、山川財閥の一人娘、お嬢様として育った怜子は、当然のことだがフェラなどを知る機会は無かった。死んだ夫にもそんなことを要求されなかった。
「そうか、知らないか。そうかも知れないな。これもこれからじっくりと教えていかなければならないか。ともかく口で、これを咥えろ」

頭をしっかり押さえられても、怜子は堅く口を閉じている。
「しょうがないな」
そうつぶやきながら、頭から手を離すと、西片は怜子の顎を左右から摘まんで強く力を入れた。
男の強い力にたまらず、怜子の口が僅かに開いてしまった。そこに指を突っ込んで強引に開く。そして、もう片方の手で支えていた肉塊を、西片が怜子の口に押し込んだ。
「アグゥ」
「歯を立てるなよ」
「ううぅ~~」
口の中が西片の肉塊に占領されてしまった。怜子はそれをどうしてよいか分からない。ただ、困惑して西片を見上げるだけだった。
「本当に何も知らないんだな」
西片はつぶやくと、怜子の頭を両手でつかんで、自分から腰を動かし始めた。
まだ力を得てない肉の塊が、怜子の口の中で動き回る。
舌で押し出そうとしても、その舌も肉塊で押さえられてしまっていた。大きく口を開いたまま、涙目で怜子は耐えるほか無かった。

しばらく経つと徐々に力を得てきて、肉塊が剛棒に変わってきた。その剛棒が怜子の舌を、頬の内側の粘膜を擦り上げる。
「ほら、自分で頭を動かして舐めるんだ」
西片は怜子の頭部を前後に揺する。そうは言われても、怜子は西片にされる以外に何も出来なかった。
散々怜子の口の中を嬲って、すっかり力がみなぎった剛棒を、西片は彼女の口から抜き出した。
「これじゃどうしようも無いな。口も女の穴の一つだ。いずれたっぷりと教え込んでやる」

西片の弓のように反り返った剛棒を目のあたりにして、怜子は驚くと同時に恐ろしくもなった。西片は還暦を過ぎているはずだが、全く衰えは無かった。
夫の勃起した時を見たこともあったが、それとは長さも太さも全く違っている。それより怜子には凶器とも思えた。
器具で嬲られたとき見せられたバイブより、まだ禍々しい感じだった。

「もう大分遅くなったな。ベッドに上がるんだ。そして仰向けに横になれ」
そう言われても、がんじがらめに縛られた躰は思うように動かない。身を揉むようにして立とうとしたが、口の中にペニスを含まされた衝撃も加わって、怜子は立つことが出来なかった。そんな様子を眺めて、西片が縄に手を掛けて引っ張り上げ、ベッドに追い上げた。
「仰向けに横になるんだぞ」
不自由な身を捩るようにして、怜子は命じられた通りに仰向けになった。既に何もかも見られている。とは言っても、仰向けに躰を伸ばして横になると恥ずかしさが募ってきた。片脚の上にもう一方を乗せてできるだけ恥部を隠そうとした。しかし、西片が直ぐに真っ直ぐに伸ばしてしまった。大きく開かれなかっただけでも良かった。そう思わなければならないと、怜子はじっと我慢をした。

天井から照らす光のなかに、熟した裸身が曝された。剃毛されて下腹も剥き出しになっている。さらに、股の間に消える一筋の溝も露わだった。
「綺麗だな、まさに食べ頃に熟している」
そんなことを言いながら、西片がベッドに上がってきた。そして、怜子の脇に横たわると、縄で絞り出された胸の、鴇色の珠を唇で摘まむと、舌を這わせてきた。
今まで強烈な刺激を与えられてきた怜子には、不覚にもその感触が柔らかく心地よかった。じんわりと身に滲みてくる。
「あ~~~」
ため息にも似た声が漏れてしまった。
まるでついばむように唇で挟むと、舌でコロコロとなぶる。時折甘噛みを交えながら、西片の愛撫は執拗に続いた。






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淫狼の生贄 第43回 未亡人(9)

怜子は、精も根も尽き果てたように、ぐったりとなってしまった。男達のいたぶりで汚れてしまった秘部を、スミがシャワーを浴びせて洗い流した。
完全に無毛にされてしまった下腹部も、まだ紅い粘膜を剥き出しにしたままの秘裂にも、シャワーが当たる。余韻に浸っている怜子は、そのシャワーの水流にも敏感に反応してしまった。
「まだ感じているらしいな。適当で良いぞ」
西片がスミに声をかけた。
「私はこれで失礼するよ。まだ色々とあるんでね」
安本が行った。
「そうですね。じっくりと確認して貰えましたか」
「この調子なら、この女が西片さんの思うままになるのは時間の問題だな。いずれ、時期を見て蛇蝎の会にも出品すんですね」
「まあ、その辺は………」
そんな会話をして、安本はバスルームを出て行った。

その後、西片と黒沢が怜子を台から解き放し、床に横座りになった彼女を改めて後ろ手にがっしりと縛り上げた。その間、怜子は二人に身を預けて、うっとりと目を閉じて縄を受けていた。ひしひしと肌に食い込んでくる縄を、何故か気持ちよく感じてしまっていた。
「いつまでも余韻に浸ってないで立つんだ」
西片が背後の縄をつかんで引っ張り上げた。
怜子はヨロヨロと立ち上がったが、ややもするとふらつきそうである。それでも西片の手に導かれて、バスルームからパウダールームへ戻った。

そこに足を踏み入れて、怜子はハッと立ち止まってしまった。パウダールームには全身が映る鏡がある。最初にここに入った時に、西片に全裸の自分を見せられて、身を屈めてしまった。だが、今度は上半身を縄でがっしりと縛られて、西片にその縄を摑まれている。身を伏せることは出来ない。黙ってそこを通り抜けさせて貰いたいと思った怜子の願いは通じなかった。
「ほら、縄で縛られた自分をしっかり見てみろ。その上パイパンにされちゃっているぞ」
強引に鏡の前に立たされてしまった。しかし、見ることなんて出来ない。怜子は横を向いて目をつぶってしまった。
「目を開けてしっかりと見るんだ」
黒沢の声がして、ぴっし!と尻の膨らみを乗馬鞭で叩かれた。怜子には乗馬鞭だとは分からなかったが、さっき鞭打たれたバラ鞭と違った鋭い痛みが走った。
「ウッ!」
歯を食いしばって悲鳴を上げるのを、かろうじてこらえた。だが、さらに鞭打たれるのを避けるため、怜子は思い切って目を開いて鏡を見た。
「イヤァ~~」
鏡の中の自分の姿を見て、鞭では耐えた悲鳴を思わず上げてしまった。

柔らかい躰に食い込む縄。それは覚悟をしていたが、下腹部が全くの無毛に変わってしまっていた。剃毛されたことはもちろん分かっていたが、実際に自分の姿を直接見せつけられて、余りのことに衝撃を受けてしまった。
ふっくらと膨れた恥丘が、あからさまにされ、その下からはピタリと合わせた太腿の間に、一筋の深い溝が切れ込んでいた。ゆったりとした丸みを持った熟した躰には、余りにもアンバランスな姿だった。
「分かったな、毛が無いのも魅力的だろう」
「この歳になって………情けない………」
「後ろ手に縛り上げられて、その上無毛にされて何もかも剥き出しされて、もう奴隷の姿だ。鞭で逝ってしまったのだから逃れようが無いな。これから俺の奴隷として尽くすんだ」
「そんな………」
とは言ってみたが、縛られているときに、肌に感じる縄の感覚にも気持ちよさを感じてしまっていては、どうしようも無いのかも知れ得ない。自分には責められて心地よさを感じてしまう何かがあるのかも知れない。怜子はふとそう思ってしまっていた。

「さて、これから仕上げだ。歩くんだ。」
怜子は、西片に命じられて、パウダールームから廊下に出た。
うつむいてとぼとぼと歩みを進める怜子の後を、西片が黒沢から受け取った乗馬鞭を片手に付いてくる。
リビングルームの横に付いている2階に上がる階段の所まで来た。
「じゃ、俺はここで」
と言って、黒沢がリビングの方に別れていった。

「階段を登るんだ」
怜子は命じられたまま、階段を登り始めた。後ろから西片が付いてくる。
一段上る毎に、彼女の豊かな左右の尻の膨らみが、互い違いに変化して、西片を楽しませた。
西片が2階の廊下の左手のドアの一つを開ける。
「入るんだ」
中は既に明かりが点いていた。正面に厚手のカーテンが掛かっている広い部屋だった。ただ殺風景で、部屋のほぼ真ん中に、ポツンとベッドが据えられている。他にはスチール製のロッカーがあるだけだった。
ベッドも病院用のようなスチール製で、ヘッドボードは、金属の丸棒で出来たものだったし、ベッドの枠も金属製で、等間隔にリングが付いている。さらに天井は梁が剥き出しで、そこにも金属製のリングが複数個備えられていた。

一目見ただけで、今まで受けた責などから、怜子はここも調教するための部屋だと察した。
「お前も俺の奴隷になる覚悟は出来たろう。ここで、俺の奴隷になったと、引導を渡してやる」
「あなたの奴隷………?」
「そうだ、俺の奴隷としてしっかり自覚して、これからの調教を受け入れていくのだ。それがお前の運命なのだから」 
「そんな………」
なぜ運命なのか分からなかったが、素っ裸の躰をがんじがらめに後ろ手に縛り上げられて、股の毛まで剃られてしまい、さらに何回も男達の目の前で崩壊を晒してしまった。そんな状態の怜子は、もう西片が言っていることに逆らえないように思ってしまった。






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淫狼の生贄 第42回 未亡人(8)

西片はその中から、電マを取り出した。バスルームなので水気があり、100ボルトの電源を引くことが出来ない。電マも電池で動くやや小型のものだ。しかし、安本はその小ぶりの電マも、扱いやすいので好んでいた。
「お嬢様育ちのお前は、こんなものは知らないだろう。もっとも、昔は肩凝りなんかのマッサージにも使われていたようだが。いまじゃ名前だけが残って、使い方はすっかり変わってしまってるんだ」
動けない怜子の目の前に突きつけてスイッチを入れる。ブーンという軽い音がして、ヘッドが振動し始めた。

「ほら、こんな具合に使うんだよ」
そんなことを言いながら、上を向いて尖っている乳首に触れた。
「あっ!」
電マの振動が敏感な乳首に触れた途端、その刺激が躰中に走った。さっきスミに躰を洗われながら受けた物とは違う、もっと直接的な快感だった。
「そうか、感じるか」
西片は満足そうにしばらく両方の乳首を嬲った後、無毛にされて、その上大きく開かれてあからさまにされてしまった股間に移った。
「胸でも感じるんだ。ここだったらどうだ」
そう言いながら、秘唇の間にヘッドを突っ込む。そして、あろうことか、三角形の包皮を剥き上げて、一番敏感な珊瑚の珠に直接触れた。

あまりに強い刺激は、快感を通り越して怜子には痛みに感じた。それが躰中に広がる。
「キャー助けて………」
「そうか、まだ無理か」
西片はいったん電マを箱に戻し、今度はバイブを取り上げた。それも、怜子によく見えるように突きつけた後、彼女の股間にかがみ込んだ。そしてスイッチを入れる。そして、その先端を秘裂に当てた。
強い刺激を受けた後だったためか、怜子には僅かに振動するバイブが心地よく感じられてしまった。

西片は秘唇を開いて、その間の複雑な粘膜にバイブを当てて、前後に動かす。秘口を嬲り、時々クリトリスにも当たる。それが繰り返されて、段々怜子の躰に、えも言われぬ甘美な心地よさが膨れてきてしまった。
バイブの頭が秘口に当たり、僅かに差し込まれる。そしてそのまま振動が大きくされた。
「ああん~~あぅぅ~~~」
怜子の口からは、忌み嫌うような否定の声ではなく、段々と甘い声が漏れてきた。躯の奥が潤んでくるのが分かる。その潤みがじわじわと溢れてきて、秘口をまさぐるバイブの頭を濡らし始めた。

「感じてきたか、もうバイブを濡らしているぞ」
「いやぁ、言わないで………恥ずかしぃ」
「恥ずかしいことなんかあるか。女の自然な反応だ」
西片の操るバイブは、秘口の入り口に触れただけで、蟻の門渡りを擦り、アナルに移った。
ぴっちりと閉じて、菊の花のように皺を寄せているそこを、バイブの先端で触れる。
まるで赤子に排便をうながすような刺激が加えられる。もちろん怜子はそれだけで排便することはないが、こそばゆいようななんとも言えない刺激が伝わる。
「ここもその内に開発してやるぞ」
怜子には理解の出来ないことをいうと、西片はいよいよとばかりに、バイブの先端を秘口に合わせてゆっくりと押し込んだ。

「いや、ダメェ~~入れないで、ああ~~~」
怜子が必死に頼み込んでも、西片の手が止まることはない。振動する、男の肉棒に似たバイブを、今やすっかり濡れそぼってしまった肉筒に、じわじわと挿入してくる。
「ああ~~~入っちゃう、いやぁ………」
今は未亡人とはいえ、長い結婚生活では何回も夫とのつながりを持っている。その練れた肉壺は、いつの間にかバイブを受け入れるように蜜を吐き、奥まで飲み込んでしまった。
子宮口まで押し込むと、西片は振動を強くした。そして、最奥をまさぐる。
「ああ、はあぁ~~~」
もう怜子の口からは声が途切れなくなってしまっている。

西片が奥を嬲っていたバイブを、抜き差しし始めた。男が抽挿をするのと同じである。しかし、バイブが振動しているので、怜子に与える刺激は、肉棒を単純に抜き差しするのと違い、躯の中に強制的に愉悦の塊を送り込んでくる。
声を上げまいと歯を食いしばって耐えているが、すでに息は荒くなってしまった。
そんな状態にされてしまっている怜子に、安本が電マを取り上げてスイッチを入れ、クリトリスに押し当てた。最初包皮を剥き刺激されたが、今はまた違った刺激が走った。包皮の上からだろうか。それとも、既に躯が目覚めてしまったためだろうか。
「ヒィ~~」
躯の中に膨れ上がった快感の塊が、一気に膨れて頭の中にまで満ちてきてしまった。
その塊は直ぐに光の玉となった怜子の中で輝き始めた。

「ヒィ~~ダメェェ~~~~アアゥゥン」
自分でも何を言っているのか理解できていないのだろう。頭を左右に振って、怜子はただ喚くだけだった。
「どうだ、素晴らしいだろう」
「逝くときはちゃんと言うんだぞ」
二人の男に声を掛けられても、怜子は理解できない。ただ、どうしようもない快楽の極みに追い上げられていることは分かっていた。

二人の男は目配せをすると、西片は抽挿のピッチを上げ、安本は勃起してきてしまった肉芽に直接電マのヘッドを当てた。
「ヒ、ヒィ~~~」
引きつるような悲鳴を上げると、怜子の躰がヒクヒクと痙攣し始めた。
「いやぁぁぁ~~~イクゥ~~」
いつの間にか憶えたのか、“逝く”と宣言して、怜子は盛大に崩壊を曝してしまった。






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淫狼の生贄 第41回 未亡人(7)

「アア~、やめて、やめて下さい」
「洗ってやっているのに、どんどん汚しているんじゃない」
「おねがい………やめてぇ………」
怜子は一番敏感な珠まで嬲られて、とうとう秘口から淫液を流し始めてしまっていた。
「これじゃ終わらないわ」
スミは一度手を止めると、シャワーを出した。そして、怜子にそれを浴びせかけて、躰にまみれているソープを全部い流した。

「素敵な躰ね。やけちゃいそう」
そうつぶやくと、スミはシャワーを止めて、怜子の前に回ってやにわに抱きついた。怜子の肌が自分の躰に密着するほど抱き締める。
怜子はスミの胸の膨らみと自分のそれが触れ合い、女同士が肌を合わせる初めての経験に戸惑った。
不意に口が合わさる。怜子は同性の唇を受け、動転してうっかり口を開いてしまった。そこを狙ってスミの舌が潜り込んできて、怜子の舌に絡みついてきた。
スミは慣れているのであろう。巧みに怜子の口を嬲ってくる。その技に操られて、怜子は自分の舌もスミの舌に絡み合わせてしまった。
今までには、口では感じたことのない甘い感覚が湧き上がってくる。さらにスミに吸われるまま、彼女の口に自分の舌を差し込んでいた。

「もうそろそろ終わらないと切りがないぞ」
西片や安本達が怜子のそばにやって来た。
怜子に夢中になっていたスミもハッとして体を離した。
男達は怜子を立たせている縄を梁から解き、西片がそれを引いて、床に置いてある背もたれのないベンチのような台の所に連れて行った。そして手取り足取りでその台に仰向けに寝かせた。
台は木製のがっしりした物で、上は下にクッション材の入った防水布で覆われていた。裸で仰向けにされても痛いことはないが、直ぐに怜子の両手を括った縄が頭の上に引かれて、台の脚の横棒に結ばれてしまった。それだけで、怜子は躰を持ち上げることが出来なくなってしまった。
さらに、両脚が大きく開かれて台を挟み、左右の台の脚に、足首を縄で括り付けられる。その間に腰の所も台に縛り付けられてしまった。
三人が次々と手早く済ませて、あっと言う間に怜子は台に大きく股を開いて、仰向けに縛り付けられてしまった。
両股はこれ以上は無理と言うくらい大きく開かれて、秘裂が完全に露出してしまっている。
「お願いです、もう許して下さい」
弱々しく哀願する怜子の声は完全に無視されてしまった。

「まず剃毛するか。奴隷としての最初の身だしなみだからな」
西片の言葉に“え?”と怜子が彼の顔を見上げた。
「剃毛じゃ分からないか。ここの毛を剃ってツルツルにするんだ。さっき早紀を見たろう」
怜子はハッとなった。そういえば早紀の股間は無毛だった。
「そんな、嫌です。やめて下さい」
「蛇蝎の会の奴隷は皆パイパンになってもらう。事情が許せば永久脱毛の処置をすることになっている。今のところは、お前は俺専用の奴隷だが、ヘアがあるとプレイに差し障りもあるし、さっきみたいに漏らしたりしたら不衛生だろう」
怜子は蛇蝎の会という言葉を初めて聞いたが、すでに早紀が黒坊主にもてあそばれたSMプレイがそれで、西片総業の末端につながっている。そこの会員からの高額な会費の他に、個人情報を握ることによって、西片総業は大きな力を持つことが出来た。
「蛇蝎の会についてはその内分かる。今はお前に奴隷として最低限の身だしなみと調教をするだけにしておくが。スミ頼むぞ」

「じゃあ、支度してくるわ。この奴隷のヘアは薄いから、バリカンを使わないで、剃刀だけでいけそう」
そう言い置いて、スミはバスルームを出て行った。
剃毛に必要な物はパパウダールームに揃っている。スミはそれらをステンレス製の四角いトレイに載せて、直ぐ戻ってきた。
「じゃあ、始めるわよ」
スミの声に男達が怜子を取り囲んだ。怜子は慣れた手でシェービングフォームの缶を振ると、怜子の股間に一気に泡を吹き出した。

突然敏感な部分が冷たい物に触れて、怜子は躰を強ばらせた。そして首をもたげてその部分を何とか見る。下腹部の茂みに、白い泡が山盛りになっていた。
「ああぁぁ~」
それが何だか怜子にも分かった。哀れな声が彼女の口から漏れた。
「剃ってもまた生えてくるわよ。そんな声を出さないで」
スミは西洋剃刀を取り上げて、刃を起こした。それを怜子の顔の前に持ってきた。
「これで、綺麗に剃ってあげるわよ。病院勤務の時も手術前に沢山剃っていたから、安心して任せておいて」
病院ではサージカルクリッパーで処置して、西洋剃刀など使わないが、怜子にはそんなことは分からない。どっちにしても、今の怜子には逃れる術はなかった。

スミは左手で怜子の肌を引き延ばすと、毛を立ててその根元に剃刀の刃を当てた。スーと動かすと、シェービングフォームが拭われて、その跡には白い肌が現れた。
その繰り返しで、それ程毛深くはない怜子の下腹部は、簡単に綺麗にされてしまった。その後、割れ目の周りに生えているチョボチョボした毛を、丁寧に剃りとるとスミは立ち上がった。
「終わったわ」
そう言いながら、シャワーで怜子の下腹部に残ったフォームを洗い流した。そうすると、怜子の秘所がすっかり露わになってしまった。

「歳に似合わず綺麗なもんだな」
西片は指先で、すっかり剥き出しにされてしまった恥丘をなで回した。
「さすがスミだ。完全にツルツルだな」
怜子は何をされても、何を言われてもじっと目をつぶって、横を向いて耐えていた。早紀の姿を見せられているので、自分がどうされたかは想像が付く。ただ今はそこを大きく開かれて、何もかも剥き出しにされているのが、恥ずかしくて耐え難い。

「こうおおっぴらに見せつけられると、可愛がってやらなきゃならないな」
西片は安本に語りかけた。
「鞭打ちでも逝けるほどなんだから、直接責めてもっと悦ばせてやったらどうですか」
そういう流れが分かっていたらしく、黒沢が電マやバイブ、ディルドなどを、プラスチックの箱に入れて持ってきた。






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淫狼の生贄 第40回 未亡人(6)

「汚れたまま座り込んでしまちゃ駄目じゃないか。風呂場で綺麗にしてやろうとしているんだから」
黒沢が背後から脇の下に腕を差し込んで、怜子を抱き上げた。やっと立ち上がった怜子の綱を西片が引き、黒沢が開いたバスルームへ続くドアを通った。
その先には、木造りのバスルームが広がっていた。床は木製の簀の子張りで、流された湯などが、床に溜まらず簀の子の合間から下に流れていく。
片流れの天井には明かり取りのスモークガラスが填め込まれていて、バスルーム全体が柔らかい自然光で照らされていた。もちろん夜になれば照明が灯るが。
天井の下には、梁が等間隔に3本渡されている。その梁の一本の下には、かなり大きい木の湯船が据えられていた。
梁にはリングが、等間隔に沢山取り付けられている。このバスルームもまたプレイルームの一つなのであろう。

西片は床に置いてある踏み台に乗ると、怜子の手首を括っている縄尻を、梁の金具の一つに通した。そして踏み台から下りると、その縄を引いた。縄に引かれて怜子の腕が上がっていき、やがて彼女は両手を上に引き上げられて、簀の子の床の上に真っ直ぐに立たされてしまった。
その時、バスルームのドアが開き、ショーツ一枚のスミが入ってきた。
「男の人たちは濡れないように避けてて。私がこの奴隷を綺麗に洗ってやるから」
「そうだな、スミに頼むのが一番だ」
西片の声に、男達はバスルームの隅に移動し、数脚置いてあるプラスチックの椅子に腰を下ろした。

怜子はスミに目をやった。今までじっくりとスミを見たことはなかった。自分と同じくらいの歳に思えるが、ほとんど脂肪のない引き締まった躰をしている。胸も大きくなく、それだけでも若く見える。
スミは壁の下部に付いている蛇口を捻ると、お湯が噴き出したシャワーヘッドを持ってきて、怜子の全身に浴びせた。
特に熱すぎるとか冷たいとかはなく、その点怜子は安心した。スミは怜子をシャワーで責めようとはしていない、本当に躰を清めてくれるのかも知れない。

首から足先まで満遍なくお湯を浴びせると、次はボディーソープの容器を持ってきた。そして、手のひらに容器からソープを出し、直接怜子の背の肌に塗りつけた。そのまま続けて背中に伸ばし、洗い始めた。先に浴びせられたお湯で、ソープが泡を立て、怜子の肌を覆う。さらにソープを容器から出した、下半身を洗っていく。躰の前もしっかりとソープを塗りつけた。
やがて怜子の首から下は、全身ソープで覆われたようになった。
「とても柔らかで滑かな肌。なにか焼けてくるわ」
そんなことが、怜子の耳元で囁かれた。

スミは、蛇口から洗面桶にお湯を入れると、怜子の足下に持ってきた。そこに両手を浸して濡らすと怜子の肌を撫で始めた。
洗ってくれているのだろうが、それは肌を愛撫しているようにも、怜子には感じられた。
背面を洗い終わると、スミは後ろから抱きつくようにして、怜子の前に手を伸ばす。そして両の乳房を左右から包み込んだ。
洗うと言うより、撫でるような手の動きだったが、尿まみれになってしまった躰が、それでも綺麗にされていくので、怜子はスミの手のひらの動きに身を任せていた。しかし、その手がバストを包み込み、揉みしだくようになったので怜子は何か変だなと感じた。

「お願いです。それはやめて下さい」
「じゃぁ、汚れたままよ」
「縄をほどいて貰えれば、自分で洗いますから」
怜子がなんと言っても、スミの手は止まらなかった。柔らかく胸の膨らみの周りまで撫でさすり、さらに乳首を摘ままれた。まるで指先で楽しむように、両の乳首をもてあそぶ。
「ああ、駄目。お願い、やめて下さい」
「なぁに、そんな甘ったるい声を出しちゃって」

スミは唯一身につけていたショーツを自分の手で脱ぎ去り、怜子と同じようの素っ裸になった。そして、背後から怜子を抱き寄せて、肌をピタリと付けた。
怜子は同性と肌を接したことなどない。ましてや自由を奪われて、後ろから抱きかかえられるように肌を合わせられると、どうしようもなかった。
前に回ったスミの手は乳首から離れたが、徐々に下に移動してくる。ボディーソープでヌルヌルになっている肌は、手で撫でられると、まるで前戯のようである。だが、相手は同性、怜子には全く経験のない性戯である。
手が動くと、意識的かどうか分からないが、背後にピタリと張り付いているスミも微妙に動き、怜子の肌に刺激を与える。

スミの手が下腹部からデルタ地帯へ移ってきた。
「まだモジャモジャだから、ここは特に綺麗に洗っておくわね」
そう言いながら、怜子の下腹部の茂みを集中的にかき回した。それ程毛深くはないが、それでもまるで髪の毛を洗うように指が動かされていく。
その動きで、指が三角形の鞘に覆われている敏感な尖りに触れた。
「アゥ!」
突然の刺激に怜子の口から声が漏れる。
「あら、どうしたの?」
分かっていながらスミがからかった。
「お願い、指を………」
「あら、指をこうして欲しいの?」
左手で怜子の躰をしっかり抱きかかえると、スミの指が割れ目に伸びてきた。
「いやぁ、やめて下さい」
「駄目よ、一番汚した所なんだから。徹底して綺麗にしなくちゃ」
スミの指は執拗に割れ目を刺激し始めた。






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淫狼の生贄 第39回 未亡人(5)

立て続けに、怜子の尻の膨らみを鞭が襲った。しかし、ウッといううめき声だけで耐えている怜子に業を煮やしたか、安本は前に回った。そして、豊かな胸の膨らみを狙って鞭を振るった。縄で絞り出されている乳房が、鋭い音と共にゆがんだ。
「ううっ」
敏感な所を打たれて、避けようと躰を捻る。その途端足が自分が漏らした小便で濡れている床を踏んでしまった。
「いいぞ、耐えるのなら徹底的に耐えてみろ」
安本は短い間隔で、右から左から鞭を振るってくる。
幸いバラ鞭なので、肌を切り裂くことはない。だがむっちりした白い肌は、たちまちの内に紅く染まってくる。尻の膨らみは既にほとんど色が変わっていた。
やがて鞭は下半身も狙ってきた。下腹部も打ち据える。太腿も打たれる。痛みが全身に広がってきた。
怜子はその都度まるで踊るかのように、足を踏み換え、躰を動かす。それが、新しい打擲場所を提供するようである。

初めのうちは打たれる度に、その肌が痛んだが、いつの間にかその痛みが躯に染み込むように感じられた。
確かに打たれた所は痛い。だがその痛みが染みこみ躯に広がるように感じると、それが心地よく思われてきてしまった。
躰の至る所を所構わず叩かれて、肌が赤く染まるのと同時にほてってきた。染みこんだ痛みが躯の中に満ちてきて、それが快感に変わってくる。
怜子は夫との躯の関係でアクメはおろか、エクスタシーも感じたことはない。もしかしたら、躯を合わすことで、快感すら感じてはいなかっただろう。快さが躯に満ちて来ることなど想いもよらない。

だが、今はその快感が躯に満ちてきてしまった。それも、鞭で打たれた痛みだけである。
怜子は全て身を任してしまった。
<気持ちいい………>
呼吸は荒くなり、ほとんど喘いでしまっていた。
きゅきゅと下腹部は苦しげに凹む。
鞭打たれる度に、頭が仰け反り、あるいは俯く。足下もおぼつかなく、もう汚れた床などには意識も行かず、ゆらゆらとよろめき出してしまった。

その様子を見て安本は鞭を振るう手を止めた。
鞭は止まったが、怜子は悶えながら、躯を震わせ始めてしまった。
「安本さん、怜子は鞭だけで逝ってしまったのか」
西片が驚いて声を掛ける。
「そうらしいですね。真正のマゾだと、そういうこともありますよ」
その会話の間も、怜子は体を震わせて、ヒーヒーと苦しげに息をつき、アクメを迎えていた。初めて迎えたオルガスムスだった。
やがてそれも収まると、脚から力が抜けて、膝が曲がり躰を縄に委ね、ガックリと俯いてて吊り下がってしまった。彼女は上り詰めた無我の境地の内に漂っていた。

「これじゃ駄目だな。いったん下ろしてやれ」
西片に声を掛けられて黒沢が怜子を梁から吊り下げている縄を解いた。怜子は自分で立っていられず、縄が緩むのに従って、床に崩れるように座り込み、さらに横たわってしまった。その床は怜子が失禁した尿で汚れている。そうだと意識していても、怜子にはそれを避ける力がなかった。
「しょうがないな、小便の中に倒れ込んじゃって」
西片は半ば楽しそうに怜子に声を掛ける。それは聞こえてはいたが、彼女はぐったりしたままだ。

尻の膨らみをはじめ、躰のほとんどが鞭で紅く染まっている。肌を痛めないように安本が注意したので、傷にはなっていなかった。
「風呂場で綺麗にしよう。スミ、支度をしておいてくれ。それと黒沢、その水たまりから引きずり出して、縄を解いてやれ」
スミは部屋を出て奥へ行った。黒沢は安本に手伝って貰って、床に倒れ伏している怜子を濡れていないところに、文字通り引っ張り出すと、二人で後ろ手に縛り上げている縄をほどき始めた。
全ての縄が躰から取り去られた怜子の裸身は、床にうつ伏せに横たわったまま放置された。
熟女という言葉がぴったりの躰は、丸い線を持っているが、腰は引き締まって、豊かな尻の膨らみがこんもりと盛り上がっている。肌の下に薄らと脂肪を置いた背中も、震い付きたくなるような艶めかしがあった。
西片は直ぐにも自分の物にしたかったが、それ以前に、マゾ奴隷として自分にかしずかせるように調教する方が先決だった。
単に昔、思いを寄せていた女を物にするだけでなく、西片にはもっと大きな目標があった。そのために、アメリカのファンドの安本とも協力していた。

「支度が出来ましたよ」
スミが戻ってきた。
「そうか、じゃあポチポチ行くか」
その頃には、男達は次に何をするか分かったらしく、西片と一緒に立ち上がった。さらに、黒沢がさっき解いた縄を一本取り上げ
「のんびりと寝ているんじゃないぞ」
と、怜子に声を掛けると仰向けにした。そして両手を合わせると、手首に縄を巻き付けしっかりと縛り上げた。
「立つんだ」
黒沢に代わって西片が縄尻を持ち、黒沢が怜子を抱き上げた。何とか怜子は立ち上がったが、もう男達に逆らう気力も力も残っていない。西片が縄尻と引くと、両腕を前に伸ばして、縄に引かれてよろよろと歩き始めた。

奥へ続く幅の広い廊下のような板の間。左手は板壁でドアがある。右は物置のようなスペースとキッチンとダイニング。突き当たりにもドアがある。
西片はそのドアを開くと、広いパウダールームが広がっていた。その中に怜子を引き入れた。大きな鏡が掛かっていて、そこに怜子の全身が映っている。
「鏡を見てみろ。素っ裸の自分を見るなんてめったにないだろう」
言われて鏡に目をやり、怜子は悲鳴を上げてしゃがみ込んでしまった。






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淫狼の生贄 第38回 未亡人(4)

悲痛な声が怜子から迸る。
膝の所を吊られると、足首だけで吊られるのより、大きく股が開いてしまう。
怜子の足下に滑り落ちた腰巻を、スミが放り投げるようにしてどけて、股の下にブリキのバケツを置いた。
「さあ、いつ出してもいいのよ。出やすいように開いてあげましょうか」
片脚が吊られたために、既に開きかけている秘唇を、スミの指がさらに大きく寛げた。紅い粘膜が光る複雑な内部があからさまになり、蜜口もそっと覗く。

「ヤメテッ!」
スミの手を避けようと躰を動かした拍子に、躰を支えていた方の足が滑った。そうでなくても、片脚立ちで不安定になっていた。
グッと胸の縄に体重が掛かる。それを立て直そうと、足を踏ん張ったとたん、我慢に我慢を重ねていた尿意が限界に達したように、ブリキのバケツが激しい音を立てた。
「ほら、いい音じゃない」
はっとして尿道を締めたが、一度堰を切ってしまうと、せき立てるように尿意が高まってきてしまった。

安本が床についている足を元に戻してくれた時には、すでに我慢の限界は過ぎてしまっていた。
「イヤ~~、見ないでぇぇ・・・・・・」
膀胱がはち切れそうになるまで溜まってしまっていた小水は、太い水流となって、堰を切ったようにバケツの底を叩き始めた。
高い音を立て恥しさを高めるために、わざわざブリキのバケツにしたのかもしれない。
激しく尿道から噴き出す液は、細い筋にならずに大きく拡がってしまった。
男と違って女の尿道口はただの穴である。その上尿道も短く膀胱から一気に噴出してしまう。尿の方向をコントロールすることは難しい。
躰を支えている脚の内股を濡らし、バケツの周りも入らなかった飛沫が濡らしていく。

「ハハハハどうだ、俺の目の前で立小便をした気分は。犬にでもなった気がしないか。犬がションベンをする時も、おんなじように片脚を上げて、電信柱に引っ掛けてるぞ。ほら、怜子は犬だ、脚を上げて立ちションベンする牝犬だ」
西片に揶揄されて怜子は身の置き所も無い。
「アア・・・・・・」
怜子には無限の時間のように感じられる。
撒き散らすように勢いよく吐き出し続けるのより他に、怜子はどうしようもなかった。
それでもいつの間にか、怜子を苦しめていた尿意も弱まり、やがて放出も終った。

「なんだ、もう終わりなのか。それにしても、ずいぶんと行儀の悪い牝犬だな。せっかくスミがバケツを置いてやったのにちゃんと入れられずに、床まで濡らしてしまって。それに自分の脚もびしょ濡れだ。」
西片は怜子をからかうと、今度は黒沢に向かって言った。
「バケツを見せろ」
黒沢が西片の所へバケツを運んでいく。バケツがどかされると、そこの所だけ丸く濡れていない。逆にバケツに入らず飛び散って床を濡らしてしまった小水が目立つ。
「ずいぶんと溜め込んでいたんだな。いいか、きちんと命令に従わない奴隷には、罰をあたえるぞ」
何を言われても怜子は顔を伏したままじっとしている。人前で、ましては西片の前で立ったまま失禁してしまって、茫然自失としていた。

黒沢が怜子の片脚を吊っている縄を解いた。しかし、辺りは自分の小水で濡れている。バケツの置いてあった丸い狭い所に、怜子は苦労して足を置いた。
「奴隷としての最初の罰を与えてやろう。きちんと憶えるんだ。安本さんひとつ鞭をくれてやってくれないか。アメリカじゃスパンキングは奴隷の躾にはよく使われているんじゃないか」
「西片さんの長年の想い人に、自分が最初に痛い思いをさせていいのかな」
「俺は苦痛責めは苦手なんだ。頼みますよ」
そう言われて、安本は道具置き場からバラ鞭を持ってきた。そして、怜子の脇でスナップを効かせて試し振りをした。鋭く空気を切る音が怜子の耳にも届いた。

安本は素足になると、鞭を振りかぶり、怜子の尻の膨らみめがけて打ち下ろした。
バシッと音がして、激痛が怜子を襲った。
「ウッ!」
思わず歯を食いしばって、うめき声をあげる。
「辛かったら大きな悲鳴を上げてもいいぞ。その方が責め甲斐がある」
安本がにやりと笑った。
怜子はその笑いを見ると、この男は女を痛めつけて、その苦しむ様を見て悦んでいると感じた。もし、安本の言うように悲鳴を上げて逃げ惑えば、ますます嬉しがらせてしまうだろうと直感した。辛くても、痛くてもただ耐えて我慢をして、この理不尽な罰をやり過ごそうと決心した。
直ぐに2発目がやはり尻タブを攻撃した。
「うぅ………」
怜子は歯を食いしばってその痛みに耐えた。






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1.縄に堕ちて
2.熟女人妻奴隷調教
3.禁断の館第1話未経験の女
4.禁断の館第2話未亡人再調教
5.淫狼の生贄
6.淫虐調教別荘
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