熱に浮かされたようになっていたとはいっても、何とはしたないことを口走っていたのでしょうか。でも、それを隆さんに聞き取られてしまっていました。
「奈美子は俺が欲しいのか。」
「欲しいィィィ、オ・ネ・ガイ・・・」
「そうか、やっとその言葉が言えるようになったか。よ〜し、口を開けるんだ。」
もう、何も考えられませんでした。お尻は燃えるようになっていて、それに連れ、空しく放り出されている裂け目も、蜜を湧きだして熱くたぎっています。
わたくしは何も考えられないまま、隆さんに言われるように、小さく口を開いたのです。
隆さんは、わたくしの髪の毛を掴むと首を上げさせ、口の中にご自分の塊を差し込んだのです。
十年近く離れていても忘れられないものです。井川やましてや那須のような荒々しく、野太いものではありません。でも、わたくしには一番大切なものです。
これを蜜壺にいただけたら、と願わない訳ではなかったのですが、今は口に含まされたものを押し頂くように、一生懸命舌を動かしたのです。
たちまちのうちに隆さんは力を蓄えてきました。そうすると程よく喉を刺激してくれます。
井川の巧みな動きと隆さんを口に含んだ喜びで、もう一番高い頂に登り詰めようとしていました。
「うぐぅ、うぐ、ううん〜〜」
首を振り、唇をすぼめ貪りました。
体中に汗が噴出していました。それ以上にわたくしの狭間はしとどに濡れていました。
そう、本当に突然、体が突っ張り、快感の太い矢が躯の中心を貫いたのです。
すでに、井川のピッチは早くなり、動きも大きくなっていました。
「逝くか、奈美子は逝くのか。」
隆さんの声もはるか彼方からのように聞こえます。首を縦に振ったつもりでしたが、伝わったでしょうか。
直腸の中で、井川のものが大きく、熱く膨らんできました。
くるーっ、と思った瞬間、口の中の隆さんの塊も高まっていたのです。
わたくしは慌てて口から押し出そうとしたのですが、頭を押さえて、隆さんはそれを許してくれませんでした。
最初に爆ぜたのはどちらだったでしょう。腸の中を熱い迸りで焼かれ、喉でしたたか隆さんを受ながら、わたくしはどうしようもなく体を突っ張らせてしまっていました。
それが過ぎ去った後は、躰中が融けてしまい意識も朧です。口の端から、泡になって隆さんの白い液がこぼれ出ようとしています。
「こぼすんじゃない、全部飲むんだ。」
わたくしは無意識のうちにごくりと喉を鳴らしていました。
お尻の穴から、井川の射込んだものがどろりと流れ出て、空しく蜜をはいている狭間を汚していたようです。
その頃、結城興産に検察の捜査が入っていたのです。
結局、汚職や談合、強引に手に入れた利権で成り立っていた結城興産とその関連会社は瓦解してしまいました。
そのことを詳しくお話しする余裕はもう無いようです。
その裏では、隆さんが、病院と学園を実質的にわたくしの手に取り戻してくださるために、持てる力を全て使ってくださったようです。
最終的には、病院は恵須市の中核病院として、身の程にあった経営を心がけ、地域医療に貢献することとなったのです。経営は専門の経営団体に委託し、赤字にもならないし、さりとてそう儲かると言うほどでもないところで安定しました。
学園はアメリカの大学と提携し、日本のファーストレディ、つまり実業家や外交官、高級官僚などの伴侶を養成する、総合文化大学に変身しました。高校も大学も良家のお嬢さんが押し寄せています。当然経営には心配ありません。
実刑を受けた夫とは離婚し、わたくしは隆さんと結婚という形はとりませんでしたが、いつも一緒にアメリカと日本を行ったり来たり。
驚いたことに、隆さんのお仕事の一つが、アメリカのAV配信事業だったのです。インターネットを通じて、世界中にアダルトな画像や動画を有料で配信しています。那須も井川もそこのスタープレーヤーだったのです。
そうそう、理紗先生は夜とは別の顔で、恵須総合病院の産婦人科で働いています。産科も設けて、理紗先生が赤ちゃんに頬ずりしている姿は、本当に微笑ましいほどです。
真希子さんは大学の助教授になりました。ファーストレディー候補に、本当の日本文学を教えています。
そして、日本に戻っている時は、三人でAVスターと共に、あの森に囲まれた家で、思い切り奔放になるのです。もちろん隆さんはわたくし専用の男優です。

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