香菜の我儘は瞳湖の辺りでは皆良く知っていた。しかし、なんと言っても、源泉は佐野家の持ち山にあるし、土地の大部分も佐野家のものである。そんなこともあって、小さなお嬢さんの我儘などは大人たちにとってはたいしたことではなかったようだ。まるで人形のような可愛らしい香菜の我儘は、大人たちにとっては微笑ましいくらいだったのであろう。
「たかが、子供のときのことじゃないの」
「そうかな、高倉さんがアメリカに行ってしまった後も、高倉さんの代わりに俺なんかいいようにこき使われたぜ。いつだったか、高校の友達達と来ていたときなんか酷いもんだった」
「ただ同然で百谷にもお湯を引いてやってるんだから当たり前じゃないの。いやなら止めてもいいのよ」
Yの字形に吊られても香菜にはまだ事態が分かっていないようである。
「そんなことをグダグダ言っててもしょうがない。いいか、今日から俺立ちの奴隷になるんだ。逆らったら、遠慮なく痛めつけるからな」
「そうさ、その最初に素直にビールを飲んでもらおうか。大したことではないじゃないか」
また激しい尻打ちが炸裂した。
「ヒーッ!やめて、飲むわよ、飲めばいいんでしょ」
尻を打たれる痛みと恐怖に香菜は突きつけられたコップに口を触れた。修司に頭を押さえられて、安田がコップを傾けるのを必死に飲み干してゆく。確かに長い間のドライブで喉も渇いていたのであろう。殆んど一気に大瓶一本のビールを飲み干す。
「よしもう一本だ」
百谷がまた冷蔵庫から持ってきたビールを安田がコップに注いだ。ちょっとでも渋ると修司が尻を打とうとする。すると、慌てて香菜は喉を鳴らして、ビールを飲み干してゆく。
しかし、さすが大瓶を二本飲むと、香菜はもう飲めなくなって、最後は口から溢れさせそうになってしまった。
「もう許して・・・」
「そうか、やっとそういうことが言えるようになったか」
「やめてよ!」
修司が香菜の背後から前に手を伸ばし、香菜の股の割れ目に差し込む。
「先ず少しは気分を出させてからだ。東京じゃ大分ご発展のようだから、すぐ感じるだろう」
股間に指を入れて、クリーム色のパンツの上から指を動かし始めた。
香菜は両腕を上に吊られているだけで、後は自由である。足も楽に床についている。そんなところに手を突っ込まれて大人しくしているわけは無かった。それまでは無体な扱いと尻をパドルで打たれた驚きでじっとしていたが、そこまでされると猛然と暴れ始めた。
修司の手を払おうと腰を回し、自由な足で修司を蹴飛ばそうとした。
「おっと、まだ大分元気だな。ビールの二本位では物足りないのか」
香菜の足を素早くかわすと、修司はまた香菜の前に回った。
「倉橋、もう一本飲んでもらおうか」
安田がもう決まったとばかりに、さらに大瓶一本を持ってきて、コップに注いだ。
「そうだな、まだ顔にも出てないしな」
香菜にビールのコップが突きつけられる。もうそうそう言うことを聞くまいとばかりにきつく口を閉める香菜。その尻たぶにまたパドルの攻撃が加えられた。
「キャァ〜〜」
「飲まなくてもいいんだぞ。強情を張ってれば、尻が腫れあがるまでひっぱたいてもいいんだから」
「もうやめて・・・」
本当にやりかねない勢いに恐れたのか、香菜は口を開いて、差し出されたビールをまた一気に飲み干してゆく。たちまちのうちに大瓶一本が空になった。
アルコールに弱いわけではないが、さすがの香菜もそれだけの量を一気に飲まされると、アルコールが全身に回ってきてしまったのか、足下が覚束なくなり、時々ぐらりと揺れる。
修司がもう一度やり直しとばかりに、手を後ろから前に回して、ぴたりと合わせている股間へねじ込んでも、体に力が入らないのか、もう激しい抵抗もない。修司の手のひらがすっぽりと香菜に股間を覆い、指がパンツ上からやんわりと秘裂の辺りをさすり始めた。
だが何も感じないのか、あるいはやせ我慢をしているのか、香菜は横を向いて、やや頭を下げたまま何も反応しない。
「酔っ払って鈍くなったのか」
その顎を持ち上げるようにして、安田が話しかけるが、それにも返事をしない。
「こんなものの上からじゃ、もの足らないのかもしれないですね」
百谷が香菜のパンツの尻を平手で叩く。
「脱がせるか、こいつに染みを付けさせようと思ったんだがなぁ」
修司の手が香菜の下半身を包んでいるパンツの飾りのベルトを弛めて、脇のフックを外した。ジッパーを引き下げると、尻のほうからくるりと剥くように脱がし始めた。
「いや、ヤメテよ!」
さすが香菜も慌てて鋭い声を出したが、最初より勢いがない。腰を捻って避けようとしても、足をばたつかせても動きが緩慢である。
両腕の自由を奪われた上、男が三人でかかってきてはどうしようもない。ストレッチの柔らかな生地のパンツは、みるみるうちに香菜の脚から皮を剥くように剥がされてゆく。
片方ずつ足先から抜き取られると、そのあとは肌理の細かい脚の肌が剥き出しになる。金に飽かせて手入れをしているのであろう、張り詰めた肌に包まれた太腿が、天井からの明かりを受けて絹のように光っている。
両手が上に引き上げられているので、Tシャツの裾がずり上がり、臍からショーツまですっかり剥き出しになってしまっていた。

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